これが「エノキダケ天」の作り方!

今回おそばを作っていただいたのは、石川県出身の葭多健斗(よしたけんと)さん。元々はアパレル業界にいたが飲食に興味を持ち、社員になって1年少しが経つそう。

そばは二八の細め。そば粉は季節ごとに最上のものを選択
そばを茹でる。必ず沸騰したお湯で茹でているとのこと。麺が細くだまになるので、きちんとほぐすこともポイント
茹で上がったら、湯切りし、キンキンに冷えた水でしめる
そばは茹でる前と同じ太さになるようにしめることが大事
エノキダケ天を揚げる。衣は水分量に気を払い、作り置きは禁物だそう
エノキは1/3束使用。薄く広く手で広げる
エノキを衣にくぐらせ、175℃のサラダ油へ
分厚くなると重たくなるので、まんべんなく薄くして火入れを均一にする
温めた器に、茹でたそばをさっと温めて入れ、だしをかける
エノキダケ天をトッピング。なると、ネギを添える

これが門上さんおすすめ麺「エノキダケ天」!

「エノキダケ天」(800円)

扇形に広がったきつね色のエノキダケ天がボリューム満点。食べ進めると、天ぷらの衣やエノキダケのコクがだしに溶け込み、どんどんうまみがふくらんでいく。やわらかいそばもどんどんうまみが増していくのだ。

これが迫力満点のエノキダケ天!
 

門上さん

エノキダケ天は鉢一面覆い尽くすほどの迫力。そのコクはそのままでも見事。だし自体もしっかりしていますが、エノキダケ天の脂分が溶け込みさらにうまみを増します。

メニューも日々進化

「新作なんです」と葭多さんがおすすめしてくれたのが「すばのお出汁で炊いたご飯」。だしの風味がふわりと香るご飯は、コクのあるバターを混ぜていただいても美味。「例えば肉そばの肉をのせたら牛丼に、天ぷらをのせたら天丼に。食べ方のバリエーションも楽しめますよ!」とのこと。日々進化するメニューで、さっと食べてさっと出る、いわゆる立ち食いそばのイメージを超えた、食時間を楽しめる一軒だ。

すばのお出汁で炊いたご飯(海苔バター風味)350円。そばのお供におすすめ
ストリートカルチャーが好きという、葭多健斗さん

食べログマガジンで紹介したお店を動画で配信中!
https://www.instagram.com/tabelog/

※価格は税込。

撮影:福森公博
取材・文:木佐貫久代