甘酸っぱさがクセになる! 彩りも華やかなフランスの定番スイーツ

真っ赤なフルーツが目を引く「シャルロット ポワール」756円

一つ目は、貴婦人の帽子と呼ばれる優雅なお菓子「シャルロット ポワール」756円。ビスキュイ・ア・ラ・キュイエール(細長い形のビスケット生地)に洋梨とバニラのババロア、さらに赤い果実のジュレを合わせた一品です。トップには、イチゴ、赤スグリ、イチジク、ラズベリーをトッピングしています。

※フルーツは日替わり。

中には赤い果実のジュレがたっぷり

「成城マルメゾン」での修業時代に人気だった商品を独自にアレンジしたというこちらの商品。食べてみると、洋梨の芳醇な香りと上品な甘さが口いっぱいに広がります。ババロアもバニラの風味がしっかりと利いていて、とってもリッチ。ビスキュイ・ア・ラ・クレームのほどよい甘さとババロアの濃厚な風味、そして甘酸っぱいジュレのバランスが絶妙です。全体的にふんわり軽く甘さも控えめなので、男性でも食べやすいはず!

サクサク感が病みつき! メレンゲを使ったキャラメルケーキ

美しいビジュアルの「ムラング シャンティ キャラメル」627円

二つ目は「ムラング シャンティ キャラメル」627円。キャラメルのシャンティをサクサクのメレンゲでサンドしたこだわりの一品です。トップにはスライスしたアーモンドをトッピングしています。
同店の特徴は、メレンゲの中をしっかりキャラメリゼしていること。キャラメリゼすることによって甘さと香ばしさが増し、キャラメルシャンティのほろ苦さが際立つのだとか。サクサクに焼いたメレンゲと濃厚なキャラメルシャンティが絶妙なバランスで、この味と食感はまさに唯一無二! アーモンドスライスの塩気が良いアクセントになっているので大きくても食べ飽きることはありません。メレンゲのサクサク感は一度食べると病みつきになりますよ。

ラム酒がたっぷり! 大人な味わいのサヴァラン

ラム酒をたっぷり利かせた「サヴァラン」756円

三つ目は、フランスの伝統菓子「サヴァラン」756円。ラム酒を浸したサヴァラン生地の上にバニラ風味のクリームシャンティを絞った一品です。
ラム酒でひたひたになったサヴァラン生地は、しっとり軟らかな食感で風味も豊か。コク深いクリームシャンティとも相性バツグンです。シンプルな見た目のサヴァランですが、味と香りは芳醇で大人向き。ラム酒がかなり利いているため、お酒好きの人にもおすすめのケーキです。

キッシュやヴィエノワズリー、焼き菓子にも注目

どれも焼き目の香ばしさがたまらない

生菓子の他にも、キッシュやヴィエノワズリーも販売しています。中でも「キッシュ」756円は平日限定にもかかわらず早い時間に売り切れる大人気商品。平飼い卵を使用しているためとても味わい深く、専門店に負けないおいしさです。その他にも、フランスの古典菓子「ジェズイット」540円やリンゴを使った菓子パン「ショソン オ ポム」518円、バターと卵をふんだんに使用した「ブリオッシュ アテット」540円なども用意されています。

シンプルなデザインのクッキー缶

焼き菓子を詰め合わせた「フールセック缶」(中)4,320円は手土産やギフトにおすすめしたい一品。フランス産の小麦粉を使った6種類のクッキーが入っていて、どれもサクッと香ばしく味わい深いものばかり。スイーツ好きで有名店を熟知している人でも満足してもらえるクッキー缶ですよ。

焼き菓子も絶品!

地元の人に親しんでもらえる店にしていきたい

壁にはシェフの修業先であるパリの街並みの写真がずらり

「この場所なら学芸大学時代のお客様も来やすいし、ちょうどいいんです」。自分の作りたいお菓子を見つめ直し、目黒でリスタートを切った長島シェフ。今後は、地元の人やお菓子、フランス菓子文化が好きな人に楽しんでもらえるよう、昔からある商品はもちろん新しいお菓子もどんどん作っていくそう。
長島シェフの集大成ともいえる「ラルチザン・モデルヌ」。季節ごとに登場するお菓子を楽しみに、何度も訪れたいお店です。

※商品・価格は取材時(9月13日)のものです。

文:はなとも、食べログマガジン編集部 撮影:ジェイムス・オザワ