レシピはそのまま!世界トップクラスのパンが発売

1905年に神戸で創業し、美味しさとクオリティの高さで、今もなお人気であり続ける老舗ベーカリー「DONQ(ドンク)」。その職人の一人である瀬川洋司さんが、個人戦でパン職人の世界一を競う国際コンテスト「マスターズ・ドゥ・ラ・ブーランジュリー2018」ニュートリショナル・ブレッド部門に、日本人として唯一選出され、出場を果たしました。

 

大会出場を記念して、瀬川さんが大会で考案・製作した作品を再現したパンが、5月24日から、旗艦ブランド「ドンク」の全国14店舗限定で販売されます。

鍵となったのは意外な素材との出会い

「“pain fantastique 2018”」小:454円、大:1,296円(ともに税込)

 

今回の大会で指定されたテーマのひとつには、創造的で革新的な製パンの作品を自由に表現する「The“wow factor”bread(驚きのあるパン)」がありました。これを受けて瀬川さんが作ったのが「“pain fantastique 2018”(パン ファンタスティック 2018)」です。

 

クラスト(皮)はサクッと歯切れが良く、ミルフィーユのようなクラム(中身)は、バターを折りたたむことで層になった生地が重なり、ふわふわ、しっとり、もっちりと、さまざまな食感を一度に楽しめます。

瀬川洋司さん

 

このパンのキーとなったのは、なんと黒ビール。水だけで生地を練るよりも、黒ビールならではのコクと深みが出て、特徴的な味わいが生まれています。

 

黒ビールに行き着いた理由を聞くと、「この大会で今まで誰も作らなかったパンを作りたかったんです。黒ビールにたどり着いたのは、本当に偶然です。味わいに深みが出ることが分かり、大会で使うことにしました」と瀬川さん。偶然が思いがけない幸運をもたらしてくれたのです。

バターをたっぷりと使用した生地は、食欲をそそる芳しい香りを放っています。さらに中には、くるみ、ゴマ、レーズンが練り込まれており、香ばしさや甘み、酸味などさまざまな風味が噛みしめるごとに現れます。

 

ひと口かじれば、シンプルな見た目からは想像できない、複雑で繊細な食感・香り・味わいに驚きを隠せないはずです。

出場作品そのままの味が楽しめる!

今回販売される商品は、大会当時とレシピを変えることなく、生地の種は瀬川さん自身が作ったものを全国の店舗で使用。瀬川さんの指導の下、各店舗でも出場作品そのままの作り方で最後まで仕上げるので、世界トップクラスの味を食べることができます。

 

一番美味しい食べ方を聞くと、「出来たてが一番美味しいので、すぐに食べてほしいです」と瀬川さん。「どうしてもすぐに食べられない場合は、空の状態で温めたオーブントースターにアルミホイルを敷いてから、トースターにパンを入れて温めてください。焼けてしまわないように気をつけて」とアドバイスもいただきました。

 

販売は6月3日まで。“世界を見たパン”を食べることができる貴重な機会を逃さないで!

 

販売店舗:ドンク(札幌大丸店、西武池袋店、そごう千葉店、八王子セレオ店、川崎ラゾーナ店、新浦安アトレ店、自由が丘ピーコックストア店、そごう横浜店、テラスモール湘南店、大阪髙島屋店、西宮阪急店、そごう神戸店、三宮本店、博多阪急店)