〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
鰻・割烹 戸石(京都・京都市役所前)
2024年4月3日、京都市役所からほど近くに「鰻・割烹 戸石」がオープンしました。
幼いころから料理人になることを夢見ていたという「戸石」店主は、10年間、祇園にある割烹で日本料理の基礎を学び、その後「時菜 今日萬 祇園」にオープン時から料理長として参加。うなぎと日本料理の研鑽を積みます。そして、日本料理にプラスうなぎという強みを身に付け、満を持して独立し「戸石」を開業しました。
店をオープンする場所として選んだのは、京都御所の南側。観光客で賑わう祇園と打って変わって、閑静な街並みが続き、知る人ぞ知るグルメの名店が多いエリアでもあります。
外観は土壁に石造りのドアが特徴的なシンプルな作り。戸を石にしたのは遊び心だそうです。ドアを開けると、清々しい木の香りがするカウンターとテーブルが置かれた、シンプルで洗練された空間が広がります。席数はカウンター6席とテーブル10席。カウンター席の前はオープンキッチンになっており、うなぎが焼かれるライブ感が味わえるのもごちそうの一部です。
メニューはコース中心で完全予約制になっています。ランチには「鰻と季節のお膳」「鰻と季節のコース」、ディナーには「鰻尽くしコース」「鰻と季節のおまかせコース」が用意されています。手軽にうなぎが楽しめる「鰻重」はランチ、ディナーどちらでもいただくことができます。
「戸石」の魅力を知るには、「鰻と季節のおまかせコース」がおすすめ。まずはうなぎのこだわりをご紹介。そのとき一番おいしい鰻を全国から仕入れ、生から焼きのみで仕上げる、関西風の地焼きで調理します。蒸してから焼く関東風と違い、パリッとした外側とふっくらした身のコントラストがたまりません。
このうなぎに合わせるご飯にもこだわりが。米は、店主がうなぎのタレをかけた時の甘みとのバランスが絶妙と絶賛する、京の米老舗「八代目儀兵衛」のブレンド米「翁霞」を使用。この米を、特注した楽焼「歸來窯」の土鍋を使って炊き上げます。
コースでは、その季節に一番おいしい食材、例えば春ならタケノコ、ホタルイカ、初夏なら鮎などを使い、日本の四季が感じられる逸品を楽しめます。うなぎと日本料理、両方を味わえるのが「戸石」の魅力の一つです。
京都らしい風情が感じられる街の一画で、関西ならではのパリッ、フワッのうなぎと、日本の四季のおいしさを堪能してみてはいかがでしょうか。
食べログレビュアーのコメント
『今回はお昼の「鰻と季節のコース 8800円」をいただきました。
鰻だけでなく和も楽しめたお献立でした♪
鰻は最後はお出汁をかけて二度楽しめるひつまぶしタイプ。
個人的にはお茶でいただくのもおすすめです♪』(cocomamacocosanさん)