〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。
麻布十番 串揚はぎう田(東京・麻布十番)
2024年3月、麻布十番駅から徒歩3分ほどの場所に、旬の食材にひと手間加えた揚げたての串揚げをカウンターで楽しめる「麻布十番 串揚はぎう田」がオープンしました。もともとこの場所には、地鶏を中心に扱った絶品焼き鳥と豊富な創作料理が人気を呼んでいた「焼酉川島」が営業していましたが、良い物件と出会い移転。その跡地を有効活用して、今回の新店舗のオープンに至りました。店主の萩生田 裕斗氏は専門学校を卒業後、12年間銀座などで日本料理を学び、「焼酉川島」で2年半研鑽を積んだ経歴の持ち主です。
店内は、コンクリート打ちっぱなしの壁と木の温かみがマッチした、落ち着いた和の雰囲気が漂う空間。L字のカウンターに客席は12席で、ライブ感を楽しみながら食事ができます。
メニューはストップ制のコースのみで、「一品料理込み」6,600円~と、「串揚げのみ」6,600円~の2種類です。目安は10品で6,600円、18品で13,200円ほどで、食べた分で料金が変動。価格は仕入れ状況により多少前後することがあります。コースの内容はお任せで、その日の仕入れで良いものを提供されていますが、串揚げは好みのものを注文可能。子持ち昆布のプチプチ食感と、とろけるような旨みの雲丹をマッチさせた「子持ち昆布」や、なめらかできめ細かい舌触りや伸びの良いコシの強さが特長のこがね餅に、生ハムの塩気とバジルの爽やかさが加わった「こがね餅」など、ひと手間かけた串揚げが楽しめます。
また、コースの中で肉質がきめ細かくやわらかな千葉県産の林ポークロース・ヒレの良い部位をとんかつで提供。1切れずつなので、色んな部位が楽しめるのもうれしいですね。口に入れた瞬間のサクッとした食感と、ジュワッとあふれる肉汁がたまらないとんかつです。
締めには現在、「富山県産ホタルイカの炊き込みご飯」をいただけます。旬のホタルイカを使った春らしい一品で、香りも良く、ホタルイカの旨みが染みこんだご飯は、噛むたびにおいしさが口の中に広がります。
極上の食材を目の前で揚げていく様子を眺めながら、おまかせスタイルで揚げたての串揚げを楽しめる串揚げ店。大人のデートや友人との会食などにおすすめの新店です。
※価格はすべて税込。