〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
falò+(ピュウ ファロ)(東京・虎ノ門)
2024年1月16日、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー4階に「falò+(ピュウ ファロ)」がオープンしました。ミシュランガイドのビブグルマンや「食べログ イタリアン TOKYO 百名店」に選ばれた代官山にある人気イタリアン「falò(ファロ)」の姉妹店です。
「ファロ」とは、たき火という意味があるのだそう。店の中央に炭火焼きの台が置かれ、その炭火を使って作り上げる素材を生かした料理の数々が評判のレストランです。
その「ファロ」が炭火焼きと発酵をテーマに新しい試みの店としてオープンしたのが「ピュウ ファロ」です。ピュウとはプラスという意味。これまで「ファロ」で培ってきた炭火焼き料理に発酵調味料を足したり、野菜やワインなど生産者の思いを足したりするなどさまざまな要素を“プラス”。そこから生まれるシンプルながら奥深い料理をいただくことができます。
この新しい挑戦を行う場として選んだのが「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」。地下1階、2階、4階と多種多様な食の店が集う新しい街の可能性を感じ、出店することにしたと言います。店内には真ん中に置かれた炭火台を取り囲むように22席のカウンターが設けられ、ライブ感いっぱいの雰囲気にワクワクさせられます。
料理に使われる発酵調味料もシェフ自らの手作り。シグニチャーメニューの一つである、魚をアルミホイルで包んで焼いたカルトッチョ。メイン素材にハーブ、調味料などを合わせ、炭の中で蒸し焼きにします。この料理で使われるのが自家製パンしょうゆ。残ったパンの切れ端などを麹や塩などと漬け込んで作った醤油で、魚から出る旨みとしょうゆの旨みが合わさったスープは絶品のおいしさです。
自家製発酵調味料の“豚の熟鮓”とスパイスを国産豚肉と合わせ、炭火で香ばしく焼き上げた「塊で焼いたピュウファロのポルケッタ」も同店の看板メニュー。「ファロ」名物のポルケッタを同店流にアレンジした、炭火と発酵というコンセプトを象徴するような料理です。
オリジナリティあふれる料理にぴったりと寄り添うワインもイタリア産を中心にラインアップ。アラカルト形式なので、好きな料理を好きなだけ食べられるのもいいですね。東京の夜を楽しくしてくれること間違いなしの一軒です。
食べログレビュアーのコメント
『「mondo」の宮木康彦シェフと代官山「falò」の樫村仁尊シェフのDNAを引き継ぎながら、新たなる新風を巻き起こしそうな江口拓哉シェフが作り出すクリエイティブなお料理の数々と、マネージャーの塚本尚史氏が選ぶワインの数々に魅了され、また若手スタッフの面々も非常にプロフェッショナルでありながら、気さくな雰囲気で、もっともっと長居したいと思わせられる最高の時間を過ごさせていただきました。
お料理は全てがイタリアンを超えた非常にダイナミックでありながら、味の繊細さも感じられるものばかり。ワインも色んな種類を飲めるようにと沢山揃えていただき、少量づつ提供していただき、本当に最後まで至福の時間を過ごさせていただきました』(Whiskey Catさん)
『1月16日にオープンした虎ノ門ヒルズステーションタワーの4階、ふらりと立ち寄ったおしゃれなイタリアンのお店。白ワインを何種類かいただきましたが、どれもほんとに美味しかったです!お料理は猪のローストやバーニャカウダ、あといくつかいただきました。これもシンプルに素材の味を引き立てる工夫がされていて美味しかったです。スタッフの方がバーニャカウダの火を消しにこられたり、ドリンクを聞きにこられたりするタイミングも、目配り気配りがスマートで心地よかったです』(はっぴーまるちさん)