開運!氣になるレストラン

元銀座のホステス&開運アドバイザーの藤島佑雪が、かつての同伴その他の経験から選んだ、運氣を上げるレストランやカフェ、食堂など食のパワースポットを紹介します!

No.41 玉座の気が宿る椅子でステーキを食べれば、出世&権力パワーが取り込めます!「銀座うかい亭」

「うかい」さんって今、もっとも勢いのあるレストラングループのひとつじゃないでしょうか。1964年、東京・八王子に合掌造り風の田舎家で、炭火焼のお肉を食べさせる「うかい鳥山」を創業。山の中ですよ! そこに政財界のお偉方が車でモリモリ通うんですから。銀座のクラブには「今日はうかいの帰りだよ」というお客さまが少なくなかったですね。むしろ知人と出くわす確率の高い都会より、密談がしやすいっていう需要があったらしいのですが、あんなに流行ってたら、かえってバッタリしちゃうのでは?なんて。

 

先日、六本木ヒルズにステーキの「うかい亭」と和食の「kappou ukai」、2店同時オープンされてましたけど、こちらも期待に違わぬ“うかいワールド”炸裂! 工芸の粋を集めた凝った室内に自前の美術館「箱根ガラスの森美術館」からもってきた女帝エカテリーナ2世のためにつくられた18世紀ロシアの香水瓶とか飾っちゃったりして、美術館の中で食事しているような雰囲気もさすがなんですよね。

 

去年は台湾に海外1号店を出した同グループは、豆腐主体のお店なんかもあって、たくさんの店舗をおもちで、どのお店もすてきなんですが、「出世して、権力を掴みたいなら」と限定させていただくとやはり「銀座うかい亭」なのかなと。

出典お店から

まず、びっくりするのが扉の前に門番のように立っているフォークとスプーンの形をしたジャン・ミシェル・フォロンのオブジェ。これ、大昔にフランス料理界の帝王、ジョエル・ロブションさんがやってらした伝説の「ジャマン」にあったのと同じもの。さらにこの店はカリスマシェフ、アラン・デュカスさんの「スプーン」に引き継がれたという、いわば権力の象徴だったわけですが、それとそっくりのものを銀座の店に据えたとといいます。「うかいは、ロブションやデュカスに並ぶ店だぞ」宣言をやってのける度胸と根性、そして財力! クラクラしますよね。

 

この門番オブジェをはじめ、美術館クラスの絵画なんかを惜しげなく配しているんですが、美術品には運を呼び込むパワーが秘められてますから、店全体にエネルギーが満ち溢れています。また、お椅子は某国の玉座と同じ作り手によるものらしく、座るだけで権力者の気をいただけます。

 

お料理もグッド。黒毛和種のうかい厳選牛のステーキやアワビ、サラダ、スープなんかもとってもおいしいです。万人に受けるオーソドックスな方向が一過性のブームに終わるような店とは異なる“格”を感じさせてくれます。

出典:から

出典:銀座の夜の物語さん

 

そして、そして、“出世の気”をもらうためのスペシャルタイムはデザートのとき。鉄板カウンターから出て、サロンでプリンやチョコレートパフェ(どちらも最高!)をいただくのですが、このとき、なんと各個室のゲストが出てきて大集合するんですね。もちろん、ご相席はありませんが、離れたところからどなたがいらしてるかわかるんです。「今日は〇〇大臣がいらしてるんだわ」とか「〇〇グループの会長さんだわ」みたいに。わたくし、これまでこちらを訪れて、トップクラスの権力者に出会わなかったことはありません。ぜひ、深々としたソファに身を沈めながら、権力者と同じ空気を深呼吸してくださいね。あなたにもきっと出世の道が開かれます。前に停まっている黒塗りお車の列はダテじゃありません!

出典:カポナータさん