〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

家系ラーメン ⾰新家TOKYO(東京・八重洲)

2023年10月、東京駅八重洲地下中央口改札を出てすぐの「東京ラーメンストリート」にオープンした「家系ラーメン ⾰新家TOKYO」は、3年連続でミシュランガイド東京・ビブグルマンに掲載された「ソラノイロ」の系列店です。

東京を代表するラーメンの名店が集まる「東京ラーメンストリート」の開業15周年にあたる来年を前に、早くも話題を呼ぶ一軒に。

宮崎千尋氏

店主は「ソラノイロ」3店舗、「ラーショマルミャー」3店舗を経営する宮崎千尋氏。全国のラーメン店を6,000軒食べ歩いた店主として、フードコンサルティングやBS11プラスの「最強ラーメン遺産」に出演するなど、多方面で活躍。

これまで200種類以上のラーメンを開発してきた宮崎氏が、同施設内になかった“家系”のジャンルに着目し、開発を進めてきました。“家系ラーメンに革新を起こす!”をコンセプトに作り上げた、まろやかで口当たりのいいラーメンを楽しめます。

革新家スペシャル

スープは国産の豚骨や背脂、鶏ガラをふんだんに使い、タレにはヤマサ醤油の「吟選しょうゆ」をメインに、コクとキレを出す独自配合の調味料をブレンドしました。従来の家系ラーメンよりも、パンチがありながら滑らかな口当たりの良さが特徴です。麺は「春よ恋」をベースに、国産小⻨100%の香り高い特注麺を使用しています。

看板メニューの「革新家スペシャル」(1,380円)は、国産豚の吊るし焼き焼豚モモ、煮豚バラ、低温調理ロース肉の3種類のチャーシューをトッピング。青菜は小松菜より甘みと苦みのある江戸菜、海苔は香りの強いあおさ入りの青混ぜ海苔など、トッピングの具材にもこだわりました。卓上には特製旨辛醤、さっぱり生姜、おろしニンニク、スティーブジョブ酢(りんご酢)など味変用調味料も揃っています。

芳醇ちーゆそば

お店のおすすめは、まぜそばの「芳醇ちーゆそば」(1,100円)。宮崎氏が家系ラーメンの師と仰ぐ、蒲田の名店「らーめん飛粋」直伝のヤマサ醤油主体の醤油タレと、親鶏の甘み豊かな鶏油をブレンドしたスープを、国産小⻨麺に絡めながら味わう一杯。タレのうまみとコク、香味野菜の芳醇な香りが一体となって口内に広がっていきます。

壁一面に描かれたインパクトのあるイラストが、にぎやかで楽しい雰囲気の店内。座席はカウンター14席とテーブル12席を用意しています。近隣にお勤めの方をはじめ、お出かけや出張時にも便利な東京ラーメンストリートの新店へぜひ、立ち寄ってみては。

食べログレビュアーのコメント

デイルス・マイビス
ラーメン   出典:デイルス・マイビスさん

『「ラーメン」900円
小ぶりの丼に濃厚そうな茶褐色のスープ。
中央にモモチャーシュー、江戸菜が乗り、海苔は2枚です。

卓上には厳選食材が書かれ、スープは豚げんこつ、天草大王鶏ガラ、麺は春よ恋、ゆめちからを使用。
また、麺の硬さは調節可、味は卓上のタレで調整、鶏油を増す際は+50円となります。

スープは少しだけとろみがあり、濃厚でも重くなく食べやすいバランス。
家系らしくショッパでも過剰ではなく、出汁素材と鶏油、醤油全てリッチで美味しいです。

麺は「春よ恋」を使用し、香ばしさと心地よい弾力。
あえて家系御用達「酒井製麺」を目指さない感じの麺に思えます。

チャーシューは国産モモの吊るし焼。
ムッチリ食感で美味しいものの小さめなので、肉好きなら「革新家スペシャル」か「チャーシューメン」が良いと思います。

そして一番驚いたのが海苔で、河昌「青まぜ海苔」を使用して磯の風味豊か。
家系でここまで旨い海苔を食べたのは初めてで、デフォで3枚ではなく2枚なのも納得の高級感です』(デイルス・マイビスさん)

※価格はすべて税込

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:斎藤亜希
写真:お店から