〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。

Comme’N MERINGUE(東京・九品仏)

2023年7月、九品仏駅から徒歩1分ほどの場所にある「食べログ パン TOKYO 百名店」に選出されている人気ベーカリー「CommeʼN TOKYO」内に、さまざまな形でメレンゲを楽しめる「Comme’N MERINGUE」がオープンしました。世界の舞台でパン職人として活躍してきた大澤 秀一氏率いる「CommeʼN」初のお菓子業態となります。

大澤氏は高校卒業後からパン作りの道に進み、2017年、群馬県高崎でパン工房「CommeʼN」を開業し研鑽を積んできました。2018年に、パンの世界大会「Mondial du Pain」日本代表最終選考会で優勝し、2019年には同大会の3部門で賞を獲得し、日本人で初めて総合優勝を果たしました。2020年、東京・九品仏に「CommeʼN TOKYO」を移転オープンし、2022年には「CommeʼN TOKYO」の向かいに「CommeʼN GLUTEN FREE」をオープンしました。2023年「Best of Mondial du Pain」では、大澤氏率いる日本チームが「芸術作品」部門賞を獲得し、優勝も勝ち取りました。

新店舗出店のきっかけは、大澤氏が小学生のころ、実家のパン屋で父が作っていたメレンゲのお菓子が大好きだったことと、パリを歩いている時に出会った、大きなメレンゲの忘れられないインパクトから。また、鳥インフルエンザによる卵の価格高騰での卵白の消費方法という点が、一つの線として繋がったそうです。「思いついたからには直ぐにやりたい!物件を探している時間がない!」と、ショップinショップという形でのオープンに至りました。

「CommeʼN TOKYO」の看板商品でもある、世界一のクロワッサンにメレンゲをたっぷりのせた「エスピエーグル」648円は、クロワッサンのザックリした歯ごたえや、メレンゲの優しい口どけなど、さまざまな食感を楽しめます。味は定番のプレーン、ストロベリー、コーヒー、抹茶の他、旬の食材を使用した期間限定フレーバーも登場します。

カラフルで可愛らしいメレンゲ「ウッフ・デ・ロワ」324円は、優しい甘味が印象的です。サクサクとした食感なので、そのままはもちろん、アイスクリームやドリンクと組み合わせるのもおすすめです。プレーン、ストロベリー、ピスタチオ、チョコミントの他、旬の食材を使用した期間限定フレーバーも登場します。

薄く広げたメレンゲに、ナッツやフルーツ、エディブルフラワーを散りばめたメレンゲバー「メレンゲフィーヌ」540円は、カリッとした噛み応えと、色々な味の変化が楽しい一品。ベリーがたくさん入った「ベリーとお花」、香ばしい「キャラメルナッツ」、ユズの爽やかな甘みが良い「柚ピスタ」、3種類のフレーバーを用意しています。

お店一押しの、卵が苦手でも楽しめる、卵白を使わず植物由来の材料で作ったメレンゲのお菓子「レザンファン・デ・ロワ・ヴィーガン」378円や、大豆由来のバターを使ったヴィーガンクロワッサンの上にヴィーガンメレンゲをのせた「エスピエーグル・ヴィーガン」756円も是非試してみてください。

手土産には、エスピエーグルのプティバージョンを5種類セットにしたギフトBOX「プティ・コキャン」3,240円が喜ばれそう。プレーンは固定、他4種類は、ピスタチオ、ブルーベリー、キャラメル、ローズなど季節によるフレーバーで随時変更。色とりどりのメレンゲは見た目も綺麗で、見ているだけで気分が上がります。

こだわりの詰まった可愛くておいしいメレンゲスイーツ、自分へのご褒美や、スイーツ好き人へのギフトにおすすめの新店です。

※価格はすべて税込。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:佐藤明日香 写真:お店から