その新しい味にファンが増加中!いざ“インド中華”の世界へ

ここ最近ジワジワとファンを増やしていると注目されているのが“インド中華”。インド料理なのに中華? その人気の理由と行くべきお店を紹介します。

インド料理でも中華料理でもない、“インド中華”って何?

インド中華とは、インドに移住した中国人から伝わった中華料理が、インド人好みにアレンジされた、インド流の中華料理のことを言います。カレーなどと違ってスパイスを使わないで作られるものが多く、唐辛子・ニンニク・生姜・野菜などで作られるシェズワンソースなどで味をつけたものを指します。インド料理とも中華料理とも違う独特の風味に魅せられる人がここ最近増えており、新たな料理ジャンルとして注目されています。

 

行くべき“インド中華”のお店、食べるべきメニューはこちら!

マハラニ(江東区大島)の「アメリカン・チョプスィー」と「ゴビマンチュリアン」

出典:seiroganさん

 

インド中華メニューが約20種類と豊富なのが江東区大島にある南インド料理のお店「マハラニ」。インド中華を代表するメニューの一つが、かた焼きそばに赤いソース、その上に目玉焼きがのったインパクト大の「アメリカン・チョプスィー」。名前の由来はアメリカに渡った中国人が考案したと言われるチャプスィ。それがインドに伝わり、インド中華として定着したと言われています。香ばしいかた焼きそばにソースのトマトの酸味と甘みがきて、そのあとに唐辛子の辛さがくる奥深い風味が特徴です。

 

出典:seiroganさん

 

見た目は甘酢をかけた鶏の唐揚げのような「ゴビマンチュリアン」。「ゴビ」はカリフラワーのことで、インド料理でよく使われる野菜の一つ。衣をつけて揚げたカリフラワーに、ニンニク、醤油、ケチャップなどを混ぜた甘酸っぱいインド中華の定番ソース「マンチュリアンソース」を絡めて炒めたもの。

 

インド料理 スーリヤ 東麻布本店(麻布十番)の「客家ヌードル」

出典:SaltyDogさん

 

インドの田舎料理やインド中華を提供するこちらのおすすめインド中華は、ランチで提供される焼きそば「客家ヌードル(ハッカヌードル)」。一般的な焼きそばよりも柔らかめの麺に、醤油の一種であるソヤ・ソースをベースにチリソースやトマトをからめた奥深い味付けとなっています。ランチセットには「満州風」がその名前の由来といわれるマンチュリアンソースがつくのでそれをつけることで“味変”も楽しめます。

 

スワガット 六本木2丁目店(六本木)の「チリ・パニール」

出典:fumi,nさん

 

まるで酢豚のような見た目のインド中華の人気メニュー、「チリ・パニール」。パニールとはインドのカッテージチーズのこと。衣をつけて揚げたパニールを野菜と一緒にニンニクで炒めてからピリ辛のチーズパウダーを振り、醤油とケチャップで仕上げた逸品。揚げた豆腐のような食感のパニールにしっかりした味のソースが絶妙に絡みます。