食材を当てるのに一番時間がかかった料理
「ごま豆腐です」と提供された一品。横に添えられた色鮮やかな花はキンレイカ。すべて混ぜて食べてください、とのこと。
しかし左側の白いもしゃっとした食材が、味はおいしいのだが何かわからない。確実に食べたことのある味なのに……! テーブルで「おから?」「ココナッツ?」とクイズ大会が始まるも、誰も正解へたどり着けず。スタッフさんに聞いてみると「アーモンドをすりおろしたものです」とのこと。答えを聞いてから食べるとアーモンド感満載。不思議なものだ。
ノーマ式「西京焼き」
キンキの西京焼き風の一品。エルダーフラワーの味噌に漬けられ、表面には卵黄のソースが。レネ・レゼピ氏が愛する「日本の発酵技術」をふんだんに使用したこの料理。どこか馴染み深さを感じる味わいだった。
メインは肉!と思いきや……
笹の葉を開けると現れたのが肉! メインは肉なのか!
……と思いきや、こちらは蓮根。蓮根を昆布で巻き、発酵させたセップ茸やトリュフの調味料を混ぜて作った茸タレで塗りながら炭の上で焼いた一品。こちらはしじみ出汁や卵黄、バター、米酢を合わせた濃厚なソースにつけていただく。しっかりとした味わいだが食後感が重くないのがうれしい。
次の品への期待感を倍増させるソースに注目
バターソースで火入れした山菜のグリル。その時期によって取れる山菜が変わるので、このポップアップ中でも一番内容が変わりやすいメニューだそう。
山菜の下には、伊勢海老の味噌をベースにしたソースが! 味噌をここで使うということは、次の料理は……と、素敵な伏線を感じられワクワク感も倍増!