プロが通う行きつけ店

自身のお店と違うジャンルのお店から、プライベートで通うお店をピックアップ。百名店シェフの舌を唸らすのは、はたしてどんなお店なのか。

Q. 好きでよく通うお店は?

A. 1軒目「白金 酉玉 本館」

写真:お店から

同店に伺うまでは内臓系が苦手でした。そして好き嫌いも多い方でした。ですが、酉玉さんと出会い、様々な部位のおいしさを知り、鶏の内臓ってこんなにもおいしいものなのか、と驚かされました。その後、フランス修行時代においても抵抗なく色々な食材、料理の良さを楽しむようになりました。酉玉さんは、私の食のリミッターを解除してくれたお店です。

Q. おすすめしたい料理は?

A. 1品目「ちょうちん」

中目のやっこさん
「ちょうちん」385円   出典:中目のやっこさんさん

口の中に入れた時にプツンと弾ける卵黄部分と、クニュッとした肉部分(卵管)が口の中で得も言われぬハーモニーを奏でます。食欲をそそる秘伝のタレがマリアージュとなって、食べた時に幸せを感じます。  

A. 2品目「さえずり」

nozuway_997
「さえずり」275円   出典:nozuway_997さん

鶏の気管と食道部分にあたるらしいのですが、他と比較しようのない食感が小気味よい。こちらも秘伝のタレが絡んで、お酒がどんどん進んでしまいます。酉玉さんは、部位ごとに適切な下処理をして焼き上げてくれるので、いつも最高の状態で焼き鳥を楽しむことができます。

A. 2軒目コム・ア・ラ・メゾン

タケマシュラン
出典:タケマシュランさん

私と同じくフランス南西部で修行された涌井シェフのお店。料理はもちろん、店の雰囲気もまさにフランス南西部にいるかのよう。尊敬する涌井シェフの知識、経験、アイデア、そして素敵な人柄が表現された料理を堪能できる、大好きなフレンチレストランです。

Q. おすすめしたい料理は?

A. 1品目「スープ ド ガルビュール」

お肉モンスター
「スープ ド ガルビュール」1,800円   出典:お肉モンスターさん

涌井シェフのスペシャリテであり、フランス・ランド地方の伝統料理。生ハムや野菜の旨みが最大限に引き出されていて、見た目はシンプルですが繊細で丁寧な仕事を感じられます。何度食べても感動的な幸せを感じます。

A. 2品目田舎風パテ(パテ ド カンパーニュ)

Rajah
「田舎風パテ」2,000円   出典:Rajahさん

パテ ド カンパーニュという料理自体がとても好きなのですが、私の中でNo.1です。繊細で洗練された味わいなのですが、パテ ド カンパーニュの良さである力強さもしっかり堪能でき、こちらもマストメニューです。

※価格はすべて税込です。
※アンケート内容と「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。
※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。
※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。

文:戸谷尚弘、食べログマガジン編集部