〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。
蒸籠味坊(じょうりゅうあじぼう)(東京・代々木上原)
数々の中華の人気店を仕掛けてきた味坊集団が2022年8月8日、代々木上原駅直結のビルに、蒸し料理に特化した「蒸籠味坊(じょうりゅうあじぼう)」をオープンしました。
中華料理と聞けば「炒める、揚げる」といった、油を使った味の濃い料理を想像しがちです。けれど、中国では肉や魚、野菜など素材の旨みをギュッと凝縮させた蒸し料理もとてもポピュラー。「蒸籠味坊」では気軽なものから魚を丸々一匹使ったごちそう中華まで、多彩な蒸し料理の世界を楽しむことができます。
味坊集団は、これまでに「現地の味のおいしさを日本にも広めたい」と中国出身の料理人が作る現地の味“ガチ中華”の名店を次々とオープンさせてきました。いずれの店も中華料理好きから熱い支持を受けています。
「蒸籠味坊」で紹介するのは中国スタイルの蒸し料理。蒸し料理の良さは、油などを使わないのでヘルシーなことや、100度を超えない温度で調理するため素材の味や栄養素を損なわないことなどがあります。また、せいろに食材を入れて、じっくり蒸して調理するため型崩れしにくく、旨みが溶け出しにくいところも長所です。
メニューは「魚姿の広東蒸し」(3,800円~)や「豚バラと干し野菜蒸し」(1,200円)、「イカと干し野菜醤蒸し」(1,000円)といった主菜に「自家農場採れた野菜」(800円)などバリエーション豊富なラインアップ。いずれの料理も、本場のような調味料やスパイス使いで、日本のよくある中華とはひと味違った味わいを楽しめます。
蒸し料理の他に、味坊ならではの「ラムレバーの油淋ソース」(550円)といった羊料理メニューや、冷菜や漬物などもそろっています。仕事帰りにちょっと一杯というのもいいですね。9月に入って「白湯干し豆腐麺」「羊の白湯米線」「味坊焼きそば」といったメニューの朝ご飯もスタート。朝から晩までシチュエーションに合わせて利用できます。
野菜は自社農園にて無農薬で栽培し、餃子や麺なども自社工房で手作りしている味坊集団。他では味わえない、味坊ならではの奥深い中国式蒸し料理の世界を堪能してみてはいかがでしょう。