〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

L’Atelier de Stand Bánh Mì(東京・自由が丘)

写真:お店から

2022年8月に自由が丘駅北口から徒歩3分ほどの場所、自由通り沿いにオープンした「L’Atelier de Stand Bánh Mì」は、無添加・無化調で食材そのもののおいしさを引き出すフランス料理の調理法を取り入れたベトナム料理店です。

グリーンに囲まれた白い壁とテラス席が印象的なかわいらしい一軒家。ミシュランガイドに並ぶ、食のガイドブック「ゴ・エ・ミヨ2020」に掲載されたこともある学芸大学の人気ベトナム料理店「スタンドバインミー」の2号店です。

鶏ガラスープ
鶏ガラスープ   写真:お店から

「スタンドバインミー」同様、化学調味料を一切使用せず「匠の大山鶏」を有機野菜と一緒に10時間かけてじっくりと煮込んだフォン・ド・ヴォライユ(フレンチ流鶏ガラスープ)をベースにした滋味深い料理が楽しめます。フォン・ド・ヴォライユはあっさりながら深みのある味わいが特徴で、フォーのスープをはじめ、カオラウ、コムガー、カレーのベースや香り米を炊く時にも使用されています。

汁なし混ぜ米麺「フーティウコー」1,140円

ベトナム料理と言えば「フォー」。国内のベトナム料理店のほとんどが乾麺を使用している中、同店では現地と同じくフレッシュな生米麺を使用しています。新潟の製麺所で作る麺の「つるつる」「もちもち」な食感は生麺ならでは。太さは2種類、食べ応えのある太麺(10ミリ)と食べやすい細麺(3.5ミリ)から選べます。

自家製鶏のレバーパテ
自家製鶏のレバーパテ   写真:お店から

同店はバインミーが人気なのはもちろん、フォーやフーティウをアレンジした米麺料理、前菜、一品系も充実しています。代表的なメニューは、ベトナム南部メコンデルタ地方ソクチャン発祥の名物フーティウをスタンドバインミーらしくアレンジして仕上げた、汁なし混ぜ米麺「フーティウコー(季節の小鉢と本日のスープセット)」1,500円や、自然派ワインで煮込んだレバーパテがおいしいと評判の「オリジナルバインミー(季節の小鉢と本日のスープセット)」1,500円など。その他「大山鶏スパイス唐揚げ」や「越南自家製シャルキュトリー」など、お酒に合いそうなメニューも。

「海鮮春雨のピリ辛和え」990円 写真:お店から

フレンチ・ベトナム料理に合うフランス産の自然派ワインも常に200本ほど用意されていて、素材にこだわったベトナム料理と優しいワインのマリアージュを楽しむことができます。

中華、インドシナ、フランスなど一見違うように見える料理が、実は歴史的に繋がっているということを発信し「ここでしか食べられない料理」を創作していくお店がコンセプトになっている同店。繊細で丁寧に作られた料理と体に馴染むワインを堪能できるフレンチ・ベトナム料理店として、既に話題になっている新店です。

食べログレビュアーのコメント

「クリスピーローストポーク」(Full)1,650円、(Half)1,045円

『お料理は無添加・無化調で、10時間以上かけて取った鶏ガラスープがメニューのベースだそう。アラカルトのみで、二人で下記を頂きました。

空心菜
蟹の揚げ春巻き
クリスピーローストポーク
バインミー
チキンライス鴨肉仕立て
ワインも1杯頂きました。

お料理どれも美味しかったけど、特にバインミーが!中のパテがとても美味しい。
ドリンクメニューはソフトドリンクもセンスが良くて楽しめました。』(romai343さん)

「ハイフォン名物蟹の揚げ春巻き2本」1,408円
「ハイフォン名物蟹の揚げ春巻き2本」1,408円   写真:お店から

『スイカのスパイスピクルスは、夏だけのメニューとのこと。スイカの甘さとスパイスの融合で、さっぱりとして、好き。
酸味すっきりな自家製「乳酸発酵高菜」は、塩分少なめ酸味たっぷり。
上海蟹味噌の旨味ギュギュと揚げ春巻き2本はパリッと揚がって、ビールを合わせたい。
パリパリジューシークリスピーポークharfは、お肉がしっかりジューシー。』(くいちろりんさん)

※価格はすべて税込

※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。
※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:佐藤明日香