偏愛フーディスト!全国の大学の学食を食べ歩くマニアが語る“学食のススメ”

そこに一歩踏み入れるだけで、どこでもドアであの学生時代=「青春時代」に戻ることができる学食。そんな学食をこよなく愛する「学食マニア」の唐沢 明さんに、学食の魅力とオススメの食堂メニューを聞いてきました。

Q. 魅力はなんでしょう?

学食の値段は昔のまま安いこと。また、昔と違うのは、種類も増え、栄養価も高く、味も美味しく、豪華なレストラン・グルメ食に進化したことです。特に最近は、洋食やデザート、野菜、小鉢など女子学生のニーズも考えたメニューが増え、朝・昼・晩食べても飽きない居心地の良さが魅力です。

Q. 学食の美味しい食べ方、教えてください!

友だちとシェアして仲良く食べたり、コミュニケーションを取りながら楽しく食べるとワクワクタイムを満喫できます。ラーメンやうどんを注文し、コロッケやかき揚げを別に注文してその麺類の上にのせると、美味さが増します。

平日の昼間12:00~13:00は学生で混むので、11:00台、13:00台がオススメの時間です。社会人、主婦は土曜日がオススメです。

Q. 学食好きあるある

・学食のおばちゃんに笑顔で話しかけると覚えてくれ、ご飯、味噌汁、サラダなどを少し多めに盛ってくれる。

・サラダドレッシングの種類が豊富で曜日ごとに使い分けるとプチ満足、プチハッピーな気分。

・憧れの大学で学食タイムを満喫すると、その大学の学生気分に浸れる嬉しさもあるが、校門を出ると現実に戻るギャップがまた良い。

学食マニア唐沢 明さん推薦!お気に入りの学食メニュー3選

青山学院大学「気まぐれシェフの日替わり定食」

その日、その場所でしか食べられない予告なしのサプライズランチ。しかも本場のシェフが作ってくれる究極のメニューは必食です。

ミャンマー出身の店長が現地の味にこだわり、学食で再現した「ガパオライス」は人気の一品。

色鮮やかでボリュームタップリの「ビリヤニ」も学食とは思えないほど本格的な味わいです。

日本大学「温玉カレー」

出典:美味B級さん

 

迷ったときはコレ! 定番なのに飽きない、変わらぬ美味しさ。カレーに温玉をトッピングした学食ランチは午後からやる気チャージができる一品です。写真のカレーに温泉卵をのせていただきます!

東洋大学「塩トマトラーメン」

出典:ぽぱいさん

 

疲れたとき、キャンパスライフや日常生活に飽きたときに、リフレッシュさせてくれる味。秋バテ気味の方には、トマトのグルタミン酸、リコピンパワーを摂取できるのでオススメです。(写真は「醤油ラーメン」)

◆プロフィール

唐沢 明:学食研究家・大学講師。書籍「学生でなくても食べに行ける! 安くておいしい学生食堂」監修。15年前から学食を研究し、メニュー開発やレシピ提供なども行なっている。ファミマ学食カレーを企画・プロデュースし、シリーズ「青山学院・日本大学藝術学部・中央・共立女子・龍谷」が好評を博す。TBS「マツコの知らない世界」「安住紳一郎の日曜天国」でも人気学食を紹介。