牛すじの存在感に魅せられる渾身のお好み焼き

「ネギ焼き・スジネギ」(1,430円)は醤油ベースで味わう

大阪と言えばお好み焼きだが、こちらは広島風のお好み焼きがメインというのも珍しい。一方で関西風のお好み焼きもあり、その中でも中山さんが推すのが「ネギ焼き」の「スジネギ」。お好み焼きはスタッフが丁寧に焼いてくれるので、客席で焼き上がりを待とう。

上にのる卵は大分の地卵。黄身が赤いのが特徴だ

生地の中にはたっぷりのネギとコトコト煮込んだ牛すじが入る。あっさり醤油で味付けされているが、しっかりとした香ばしさを感じられる。

 

中山さん

だしの利いたふんわり柔らかい生地と、甘じょっぱく柔らかな牛すじのハーモニーが絶品! ネギの香りも食欲をそそります。

関西名物「とん平焼き」はビールのアテとしても最適!

卵の生地で豚肉とネギをくるんだとんぺい焼きの「ネギとんぺい」750円

お好み焼きやたこ焼きに次ぐ関西人のソウルフードと言えば、とんぺい焼き。具材を卵でくるんでお好みソースで味付けした料理だ。お好み焼きよりも軽い食べ応えで、中の具材がしっかり味わえるため、ビールには最高のお供だ。

ネギと豚肉がたっぷりくるまれた「ネギとんぺい」

味の決め手となるソースは、神戸の地ソースを使用。バランスの良い甘辛さが素材の味を邪魔しない。香り高いネギと豚肉の旨みが卵と絶妙に混ざり合い、ぺろりと平らげてしまう。

 

中山さん

ふわっとしたと卵とジューシーな豚肉、ネギは甘みと爽やかな香りがアクセントとなって、ソース、マヨネーズと見事に調和します。おつまみとして楽しめますよ!

シメでもメインでも守備範囲広い焼きそばも押さえておきたい

製麺所で特注した太麺を使用する「ソース焼きそば・ミックスそば」1,430円

粉もん屋で一杯やった後のシメとして、ズズッと麺をすすりたくなったら、やはり粉もんの焼きそばで。こちらは焼きそばも充実していて、ソース味と塩味合わせて20種類以上が並ぶ。メニューに迷ったら海鮮と豚肉が入った「ミックスそば」がおすすめだ。

インパクトある大きなエビ。もっちりとした太麺と異なる食感が楽しい

「ミックスそば」が運ばれてきたら具材のエビとイカの大きさに驚くはずだ。さらに豚肉も加わっているので、様々な食感と味が次から次へと現れ、最後まで食べ飽きることがない。

 

中山さん

吟味した焼きそばソースが特製太麺に絡み、もっちりした食感と甘辛いソースの風味が楽しめます。具材も大きくプリプリのエビがたまりません! シメでもメインディッシュでも、どちらとしても満足できる一品です。

ボリュームたっぷりの粉もんながら、軽く完食できる絶妙な味付けが何とも魅力の「カリトロ」。粉もん以外にも海鮮、ステーキなど目移りしてしまう鉄板焼きメニューも豊富だ。ゆえにサラリーマンから子供連れまで幅広く親しまれているのもうなずける。もちろん全品テイクアウトOKなのもうれしい限りだ。

※価格はすべて税込です。

※本記事は取材日(2022年2月14日)時点の情報をもとに作成しました。

※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認ください。

※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。

撮影:藤川満
文:藤川満・食べログマガジン編集部