カレー細胞さんのご指名はこれ!

チキン&キーマカレーをあいがけで

「カレー二種盛り 御飯&揚げナンセット」1,380円

写真左から、大量の炒めタマネギとトマトをベースにした、特製チキンカレー。ゴロッと入った鶏肉は、スプーンでほぐれるほど柔らかい。右は、和風だしが染み込んだ、柚子大根のキーマカレー。みずみずしい大根と柚子が爽やかなハーモニーを奏でる。

ライスは「多賀城みそらの郷」の米「いのちの壱」に、インドのバスマティライスを混ぜた和と印のブレンド。上には、素揚げしたごぼうと大葉がのっていて、見た目も華やか。

お盆で供されるのも粋。かつおだしのスープと副菜が付き、ランチタイムはドリンクも付く

副菜も手が込んでいて、酸味・甘味・塩味の3種類がバランス良く盛られている。内容は時期によって変わり、写真はセロリの土佐あえ、シナモンで味付けをしたサツマイモの素揚げ、キャベツのココナッツ炒め煮。カレーに混ぜれば、味変も楽しめる。

 

カレー細胞(松 宏彰)さん

やはり注目すべきは、中央に鎮座するおにぎり。左右にどんなカレーがやってきても、ちゃんと着地はニッポンのお米。汁物や副菜と合わせていただける「おにぎりスパイスカレー」。これはクセになります。

絶品ナンを浸して、カレーを一滴も残さず完食

甘めの揚げナンがスパイスカレーと合う

松さんのおすすめは、ライスもナンも楽しめる「御飯&揚げナンセット」。揚げたナンとは、これまたオリジナリティあふれる名品だから、必ず付けたい。

 

カレー細胞(松 宏彰)さん

これがとにかく香ばしくて最高! ライスと交互に楽しめるのですが、最後お皿に残ったカレーもこのナンでしっかり拭き取っていただけるのがポイントです。

揚げたてを提供。外はカリッと、中はふんわりモチモチ

子どもも食べやすいようにと、ナンを揚げて提供するようになったそう。揚げている割に油っこくなく、揚げることでふっくら感と甘みが増す。小さめオーダーもOK。

セットの揚げナンは+180円で「チーズ揚げナン」に変更できる。中にチーズがとろり

おにぎりと揚げナンで食す、新しいスタイルのスパイスカレーにハマりそう!

お口直しに、甘酒で作った自家製ラッシー

「百年農家の美人あまざけラッシー」480円

多賀城産の古代米からできた甘酒を使って、ラッシーに。まるでベリーのようにフルーティーな古代米の風味が、カレーの後にぴったり。農家とつながりが深い加藤さんの「地元の農業を盛り上げたい」という思いから生まれた一杯。

 

カレー細胞(松 宏彰)さん

このお店、ラッシーまでお米にこだわっているんですよ。「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養価の高い甘酒がベース(お酒ではありません)。悶絶級にうまいから、ぜひ飲んで!

店長は「東北カレー同盟」のメンバー

店長の加藤宏幸さん。「実直で熱い人柄が魅力」by松さん

加藤さんは「東北カレー同盟」の中心的人物でもある。仙台の人気カレー店「Kikuchi Curry」「しろくろ食堂」の店主らとタッグを組み「仙台カレートリップ スタンプラリー」を主催するほか、コロナ禍でキッチンカーやオンラインでの販売にも挑戦。東北のカレーシーンを盛り上げる、東北カレー同盟の活動も要チェック!

※価格はすべて税込です。

※本記事は取材日(2022年1月12日)時点の情報をもとに作成しました。

※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNS等で事前にご確認ください。

※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。

撮影:那須川 薫
文:池田直美、食べログマガジン編集部