3. 南房総きっての地魚回転寿司!「船主 総本店」
東京湾フェリーの金谷港乗り場のすぐそばにあり、観光客も多く訪れる「船主 総本店」 。店最大のこだわりは、地魚はすべて東京湾で獲れた天然魚を使っているところで、何と言っても旬の地魚寿司が人気だ。
関東では「赤さば」で通っているが、ハチビキという深海魚である。見ての通り、血合か!と思うような真っ赤な身であるが、これがなんと白身魚に属している。千葉ではスーパーでも見かけることがあるが、レアな地魚と言えるだろう。サバほどではないがほどよく脂がのっておりなかなかの美味だ。
こちらは金谷名物・黄金鯵の握り。黄金鯵とはいわゆる回遊しない根付きの鯵のことで、普通の真鯵よりも魚体が大きく、脂のりも抜群である。その脂が魚体に透けて見え、まさに黄金のように見えることから名前が付いた。脂がじわっと滲んでくるような味わいで、この寿司を目当てに訪れる方が多いのもうなずける。
エンザラという名前を初めて聞く方も多いと思うが、こちらは幻の深海魚と言われるクロシビカマスの別名。流通量が極めて少なく、地元のみで消費されることが多い魚なのだが、中でも館山で揚がるエンザラは脂のりが素晴らしく格別に旨いと言われている。
これを千葉県のご当地料理、なめろうにするという実に贅沢な寿司。もしも見かけたら素晴らしくラッキーだ。
房総ならではのレアな地魚に出会える回転寿司店。知らない魚に出会えることは間違いない。