クラシックな技術を生かした「ハンバーグ」
「本日のとんかつ」に次ぐ人気メニューが「ハンバーグ」。こちらも銘柄豚の「長右衛門」を使用しており、とんかつでその魅力を遺憾なく発揮した豚肉が、ハンバーグではいったいどんなおいしさを見せてくれるのか? こちらも興味津々だ。
昨今、ハンバーグの味つけは、とても多彩なものがある。そんな中、クラシックな洋食の技術を何よりも大切にした同店のハンバーグソースの味は、ぜひとも体験しておきたいおいしさ。ソースを完成させるのに要する期間は、実に2週間。ビーフシチュー用に作ったデミグラスにさらに手を加え、ハンバーグソースに仕上げていく。
手間暇かけて作ったソースの、濃厚で深みのある味わいが、銘柄豚のハンバーグのおいしさを、さらに一段と引き立てている。また、タネには小さく刻んだマッシュルームが加えられており、これが心地よいアクセントとなって、驚くほどやわらかなハンバーグの食感をしっかり支えている。
このハンバーグはナイフとフォークではなく、とんかつ同様に箸でいただくのだが、スーッと箸が入り、その手先の感覚だけでもハンバーグのやわらかさをしっかり感じとることができる。それでいて、ひと口頬張るやひしひしと実感する、単にやわらかいだけではないジューシーな肉々しさ。これはもう、銘柄豚使用のハンバーグという新しいときめきに感謝だ。
利用目的に合わせて使い分けられる客席
店内はカウンター席、テーブル席、個室席と、タイプの異なる客席が揃っている。まずは、ちょっと贅沢な絶品ランチで同店の実力を体験し、それからとんかつと洋食の魅力が融合した夜のコースに挑戦してみるのもよいだろう。伝統に裏打ちされた魅力がギュッと詰まった、満足感の高いとんかつとハンバーグが、この店にはある。
※価格は税込