【今これがキテる!】クロワッサンスイーツ(後編)〜菓子パン系クロワッサン~
なんだか最近目にする機会が増えた気がする……そんな、“今まさにキテる”フードを紹介する不定期連載。先に公開した前編では「クロッフル」や「クロッフレトー」などのクロワッサンスイーツをお菓子の歴史研究家の猫井登さんに教えてもらいました。
後編では、近時のトレンドとして見逃せない、クロワッサンそのものの「菓子パン化」現象に注目。お店ごとに、おすすめの菓子パン系クロワッサンを紹介します!
教えてくれる人

猫井登
1960年京都生まれ。 早稲田大学法学部卒業後、大手銀行に勤務。退職後、服部栄養専門学校調理科で学び、調理免許取得。ル・コルドン・ブルー代官山校にて、菓子ディプロム取得。フランスエコール・リッツ・エスコフィエ等で製菓を学ぶ。著書に「お菓子の由来物語」(幻冬舎ルネッサンス刊)「おいしさの秘密がわかる スイーツ断面図鑑」(朝日新聞出版刊)がある。
「ル パン ドゥ ジョエル・ロブション」
ジョエル・ロブションは、言わずと知れたフランスを代表するフレンチレストラン。こちらの店は、2012年、系列としては世界で初めてのパン専門店としてオープン。バゲットやパンドカンパーニュなどのフランスの代表的なパンをはじめ、厳選された材料と高い技術力、豊かな発想で創りあげたバリエーションに富んだパンを焼き立てで販売している。こちらのクロワッサンの中でも、注目の菓子パン系クロワッサンを紹介しよう。
1. クロワッサン

発酵バターの芳醇な香りとコク。外はサク、中はしっとり。断面は、素晴らしい浮き上がり。食べる度に口にバターの旨味が広がる逸品。
2. 甘夏とパッションフルーツのクロワッサン


表面にはパッションフルーツのアーモンドクリームとカリカリとしたホワイトチョコのクロッカン。クロワッサン生地は香ばしく、中には、口に含むと果汁がほとばしるほど瑞々しい甘夏、パッションフルーツ入りのカスタード。すべてが一体となってハーモニーを奏でる完成度の高い菓子パンに仕上げられている。
3. 塩キャラメルのクロワッサン

塩キャラメルを包み込んで焼いたクロワッサン。表面にはアーモンドクリームとたっぷりのアーモンドスライス。中に入れられた、甘じょっぱい塩キャラメルが癖になりそう。香ばしいアーモンドスライスとキャラメルがベストマッチ!
「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」
青木定治氏は、1991年渡仏。フランスの有名店で修業後、1998年、パリにアトリエを開設。2005年には日本に帰国し、東京丸の内にブティックをオープン。以後、有名百貨店に次々と店舗をオープンした。パティスリー・サダハル・アオキ・パリでは、基本的に以下の3種のクロワッサンがあり、不定期で「クロワッサン オ ザ マンド」が販売されている。
1. クロワッサン

こちらのクロワッサンの原材料はすべて、パリ直輸入! 香り豊かなフランス産発酵バターと粗めに挽かれた小麦など、選び抜かれた素材で作られたクロワッサン。生地に深い旨味がある。
2. クロワッサン マッチャ


フランス産発酵バターの優雅な香りと、上品な抹茶の風味が見事にマッチ。色の割にはあっさりと気品のある抹茶の香り。苦味はほとんど感じられず、優しい甘さに仕上げられている。
3. クロワッサン ショコラ

ショコラのコクと発酵バターの優雅な香りが織りなす、深い味わいを堪能できる。生地は軽く、チョコレートの香りが鼻に抜ける。滋味深く奥深い味わいだ。