フードセラピーとは

現在カラーセラピーの考えを軸に「味」「栄養」「食感」などの要素を食生活で意識することで、食によるヒーリング効果を期待する新たな食事方法の提案です。

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今日のカラーセラピーは、東洋医学やインド哲学の概念を主として、色、身体、感情と精神の関係性に着目をしています。その中で、概念の核となるのが「チャクラ」と「オーラ」です。まずは「チャクラ」について簡単にご説明します。

チャクラ

「チャクラ」とは、古代インドのサンスクリット語で「車輪」という意味で、人体の中心線に沿って生命や肉体、精神の働きをコントロールする非常に重要なエネルギーセンターです。外界のエネルギー(中国では「気」、インドでは「プラーナ」と呼ばれる)を取り込み、全身に循環させる働きを担っています。

 

チャクラが正常に働いて(開いて)いれば、人間は心も身体も健康でエネルギーに満ちあふれるとともに脳が活性化し、良いインスピレーションが湧いてきます。逆にチャクラが正常でない(閉じている)と、病気がちになり感覚も鈍り、失敗を招くことにもつながります。

 

身体には7箇所のチャクラがあり、それぞれに色があるとされています。フードセラピーでは、これらの色が身体にもたらす効果に着目し、食事の摂り方を提案していきます。

食べる、癒やす

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忙しい日々を送るなかでも“食”は健康の、そして生活の基本。「疲れた」「会社へ行きたくない」「元気が出ない」「食欲が湧かない」「食べ物のことを考える余裕がない」、そんな方も多いのではないでしょうか。

 

会社員時代も、フードコーディネーターとしてお仕事させていただいている今も、私自身そういった方とよくお会いします。

 

4年ほど前に病気のため、半年ほど入院生活を送っておりました。その間の食事は、ほぼすべて火を通した無菌食でなければいけないという制限があり、フレッシュなお野菜や果物などは一切口にすることができませんでした。出していただくお料理は全体として茶色、食べ物はすべてラップでぐるぐる巻きにしてあり、残念ながら私の食欲は日々減退していきました。

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ふと思いつき、病室の壁に、かつてニューヨークへ旅行したときに撮ったファーマーズマーケットの色とりどりの野菜の写真を飾りました。

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その写真を毎日ぼんやり眺めているだけで心が弾み、この野菜はどんな味なんだろう、どんなお料理が作れるだろうか、と想像を膨らませました。彩り豊かなものには生きるための力と想像力を湧かせる力があることを、この時、実感しました。

 

ある日、母がお見舞いに、カラフルなグリル野菜をたっぷり載せたカレーを作って持ってきてくれました。みただけで食欲が湧き、食べ始めるとひと口ごとに心と体の隅々までが満たされていくのを感じました。彩り、食感、香り、そして母の愛情を深く体感した一食で、今でもその感覚は忘れられません。

 

以来、私が体感したものを周りの方々にお伝えする方法はないものかと考えてきました。

 

「色彩」の始まりといわれる約1万5千年前の旧石器時代に生まれたカラーセラピーという色彩療法は、これまで多くの人を癒やしてきました。そして食べることでも人は癒やされます。

 

そこで色彩からの癒やしと食べ物からの癒やし両方面からみる「食」というものがあれば、人はその時々のライフスタイルやムードに合った食事を摂り、加えてそこにヒーリングの効果も期待することができるのでは? という考えに至りました。

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そこでこの度、現代カラーセラピーの考えを軸に「味」「栄養」「食感」などの要素をメインに掛け合わせた「フードセラピー」という新たな食のジャンルを皆様に解説するとともに、日々簡単に作れる四季折々のレシピをご紹介することになりました。

 

食の新しい楽しみかたをみなさまと築き、共有していけたら幸いです。

 

フードコーディネーター 薫(Kaoru’s Cafe)

 

【季節の料理】朝からほっこりスパイシー! 真っ赤なシャクシューカ

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レシピ

<材料>

卵          4個

玉ネギ        1/2個

にんにく       4片

マッシュルーム    5個

チキンブイヨン    1/2カップ

トマト缶       1缶

赤パプリカ      1/2個

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クミンパウダー    小1

パプリカパウダー   小1/2

ターメリックパウダー 小1/2

チリパウダー     小1/4~1(お好みで)

 

オリーブオイル    適量

塩          適量

こしょう       適量

パセリ        適量

カッテージチーズ   大1~2くらい

お好みのパン

<作り方>

  1. フライパンにオリーブオイルを敷き、粗みじんにした玉ネギを炒めたらにんにくのみじん切りを加えてさらに炒め、薄切りにしたマッシュルーム、角切りにしたパプリカも加える。
  2. 1.がしんなりしてきたらa)のスパイスを加えて香りが立つまで炒め、トマト缶、チキンブイヨンを加えて10分~15分煮る。味をみて、お好みで塩こしょうする。
  3. 4カ所浅くくぼみを作ったら卵を4つ丁寧に落とし、蓋をして白身に火が通ったらカッテージチーズ、パセリを散らし出来上がり。

<レシピについて>

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今回は、まだ寒さの残るこの時期に、朝からエネルギッシュに1日をスタートできるような簡単レシピをご紹介します。 七十二候上では「鶏始乳」、鶏が卵を産み始める頃ということで、卵を使った朝食にピッタリのヘルシーなパワーレシピです!

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今回のお料理でメインカラーとなるのは赤です。パプリカ、トマト、スパイスなど、赤は生命力を湧かす色。まさにエネルギーをチャージしてくれる色です。赤色のチャクラは足、下半身全般、筋肉、血流、骨、歯、脊髄、直腸、前立腺などを司っています。朝一番に赤いものを口にすると、身体全体の血流をよくしてくれ、身体が活性化されますし、気力もみなぎり、五感のあらゆる刺激に対して俊敏に反応するようになるので瞬発力も高まり作業効率が上がります。

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このシャクシューカレシピは栄養面でもトマト、赤パプリカの赤い抗酸化パワーがぎゅっと詰まっています。中でも豊富に含まれるβカロテンは、油で炒めることによって生で食べるよりも吸収率が高まり、玉ネギや赤パプリカの甘みも増して一層美味しく食べられます。

 

一緒に食べるパンなどの糖質は具沢山の野菜、卵、油と摂ることでゆっくり消化され、血糖値は緩やかに上がり、安定してエネルギーが身体に送られるので集中力を高めます。

 

また、インフルエンザや風邪が流行するこの時期は、手洗い、うがいはもちろんのこと十分な睡眠とともにバランスのよい食事を心がけたいもの。いつも以上に予防が必要です。

 

抗ストレス、抗酸化作用のあるビタミンC(トマトやパプリカ)、不足すると免疫力の低下を招くタンパク質(卵やチーズ)、粘膜を丈夫にするビタミンA(トマト)、保温効果のある玉ネギをこのひと皿で摂れるのも嬉しいです。

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晩冬は老廃物が溜まって代謝が落ちがちです。しっかり補給したいのが免疫力低下を防ぐタンパク質です。半熟卵の「ツルッ」「トロッ」とした食感は食欲が落ちがちな飲みすぎた日の翌朝にも食べやすく、オススメです。

簡単で見栄えもするお料理ですので、是非朝ごはんにお試しください!

 

料理栄養監修/はらだゆかり