【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレーとスパイス#184】「お酒とスパイス カンテラ」
幡ヶ谷駅北口を出てすぐの路地を入ると、個人的にも好きな飲食店が立ち並ぶエリアがあります。その場所に、昼はカレー、夜はスパイス料理で飲めるお店が、2024年8月8日にオープンしました。その名も「お酒とスパイス カンテラ」。
ガラス張りで開放感があり、中の様子も見えて入りやすい雰囲気。カウンター席とテーブル席があり、1人でもグループでも使い勝手が良さそうです。スパイスおつまみの多くにハーフサイズもあり、色々食べたい時にもうれしいメニュー構成。今回は2人で行ったのでテーブル席でフルサイズのおつまみを色々といただきました。
スパイスバルということで飲み物も面白いメニューがあり「はまぐり出汁入りクラマトサワー」880円で乾杯。
はまぐりのだしとトマトジュースとお酒とスパイスの融合。爽やかな飲み口でトマトとはまぐりのうまみが楽しい一杯です。
店名を冠した「カンテラチキン65」825円は、南インド料理のチキン65と名古屋の郷土料理である甘辛い手羽先の融合。食感も良く、バランスの良い甘さとしょっぱさにスパイスとハーブの香りも加わって、とても良いおつまみとなっています。
「ラムときのこのクミン炒め」1,155円はクミンの香り。程よい火入れと赤玉ねぎのシャキッとした食感とエリンギのプリッとした食感が楽しい一皿。
「スパイス半熟卵のせポテサラ」660円はしっとりした舌触りのポテトに水菜も加わってしっかりサラダでありつつ、スパイス半熟卵の存在もあって、おかずにもなるポテトサラダです。
メインは「キーマカレー」1,210円にしました。たっぷりのパクチーやミントを中心とした青菜の下に和風のそぼろ的なキーマが隠れています。レモンを搾って混ぜて食べれば一体感が生まれます。一緒に行った友人はパクチーが苦手なのですが「これならおいしく食べられる。不思議な調和!」と驚いていました。
会計時、シェフにおいしかったですと伝えると「お久しぶりです」と。どこかで見たことあるお顔だと思っていたのですが、某人気店で腕を振るっていた方でした。カフェ居酒屋から料理人としての経歴をスタートし、その時の同僚と共に開店したカレーカフェ的なお店が人気となり、僕はそこで出会っていました。
その後、カレー屋「ギギ」としていくつかの飲食店でカレーを卸し、赤坂見附にて「間借りカレーギギ」をオープン、そして今回の独立店舗を開業したという経緯。
当時とはまた違うレシピで料理を出しているとのことで、進化も感じる味。昼は4種ほどのカレーがあり、あいがけも可能。1人でもグループでも、昼でも夜でも、さまざまなニーズに対応してくれるお店。幡ヶ谷は隠れカレー激戦区だと感じているのですが、そのレベルを上げる期待の新店舗の誕生だと言えるでしょう。
※価格はすべて税込