〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

FUSOU(東京・渋谷)

スタイリッシュな外観

2024年3月19日、JR渋谷駅から徒歩約1分の「Shibuya Sakura Stage SHIBUYAタワー」38階にレストラン「FUSOU」がオープンしました。虎ノ門のレストラン「unis」でスーシェフを務めた、内田悟氏によるお店です。

落ち着く雰囲気の店内

ゆったりと間隔の空いたカウンター越しに、臨場感あふれるオープンキッチンを設置。目にも美しい料理が完成していく様子を間近に眺めながら、コースを堪能できるのもシェフズテーブルならでは。

手がけるのは、株式会社イートクリエーターと東急不動産株式会社が設立した、次世代に向けた新しい食文化づくりに挑戦するプラットフォーム「株式会社日本食品総合研究所」。「FUSOU」と同フロアに隣接するグリルダイニング&ミュージックバー「STEREO」も同社によるものです。

シェフの内田悟氏

シェフの内田悟氏は1990年⽣まれ。調理専⾨学校を卒業後、当時ミシュラン二つ星の代官⼭リストランテ「ASO」で研鑽を積みます。熟成⾁の名店「中勢以」を経て、2018年よりミシュラン二つ星・The Worldʼs 50 Best Restaurantsの常連である「NARISAWA」にて「BEES BAR by NARISAWA」の⽴ち上げに従事。⻁ノ⾨ヒルズにある8席限定アニバーサリーレストラン「unis」が開業した2020年よりスーシェフとして活躍しました。

シグネチャーコースの一部

こちらでいただけるのは、日本各地の食文化の多様性が持つ美しさや奥深さを内田氏の解釈で、フレンチの技法に落とし込んだ自由な発想のイノベーティブ料理。島国・日本ならではのおいしさ、風土からなる伝統や文化、自然の持つ美しさを一皿ごとに表現しています。

メニューは、シグネチャーコース(10皿・20,350円)のみ。全国各地を訪れ、探し回った四季折々の旬の素材で構成されています。

シグネチャーコースのスペシャリテ

なかでも、スペシャリテは熟成肉を使ったメイン。熟成庫でシェフ自ら状態を管理する熟成肉は、手間暇かけながら自然の酵素でうまみを引き出す極上の一品。肉本来の風味と、豊かな味わいが楽しめます。

カウンター

富山の樹齢約300年のもみの木を使用した、温かみと重厚感のある一枚板カウンターには座席が8席。そのほか、プライベート空間でゆっくり過ごせる個室(4名様まで)もあります。

店内には“食事中も自然の温もりを感じてほしい”と考える内田氏の思いを反映して、天然石や木材、廃棄竹材など自然由来の素材を使ったインテリアを配置しています。駅前でありながら、高層階特有の静けさで都会の喧騒から離れられる天空のレストラン。商談や記念日など、公私問わず特別な日に利用したい一軒です。

食べログレビュアーのコメント

romai343
出典:romai343さん

『「FUSOU」は外の景色が見えない作りになっているのですが、ウェイティングルームの眺望が素晴らしく、圧倒されました。
外は見えないけど、お店は見事なオープンキッチンに面したカウンター席で、内装素敵です。

38Fへの行き方が分かりにくいのですが、お店のインスタにアクセス方法の動画がアップされています!
(5Fから38Fに行くエレベーターが見つけにくい。)』(romai343さん)

出典:みすきすさん

『毛ガニと甘夏が絶妙にマッチングする
サラダは感性が刺激され

艶やかな緑で
アート作品のように構築された
アスパラとピスタチオも素晴らしいが

とくにシェフがこだわっているのは「熟成牛」
お客様の来店に合わせて逆算して
熟成期間を設定し
スモーキーな雑味を排した
拘りの溶岩石による火入れ

そして、60℃の保温庫で休ませては
また溶岩石で焼くという作業を
客の目の前で何度も繰り返すので
お肉への期待感のレベルメータが振り切れそうです

サイドでサポートする
可愛らしいシェフパティシエの方も
スマートでソフトなトークのソムリエさまも
実はナリサワ出身の実力者ばかり

お話も楽しくて盛り上がり
共通のシェフのお友達もいて
いつまでも話がつきませんでした

素晴らしいレストランの誕生です
イノベ好きな皆様にぜひぜひオススメさせていただきます』(みすきすさん)

※価格は税込・サービス料別

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

写真:お店から
文:斎藤亜希