〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。
natuRe tokyo(東京・国立競技場)
2024年4月、国立競技場そばにある都⽴明治公園内に、ハワイ発のサステナブルを考えるフレンチ「natuRe tokyo(ナチュール トウキョウ)」がオープンしました。2021年にワイキキにオープンしたハワイならではの“アイランドフレンチ”を楽しめるファインダイニング「natuRe waikiki」の新業態で、レストランの繊細さとビストロの気軽さを併せ持つユーズフルダイニングです。
日本での展開を見据えているタイミングで都立明治公園から声がかかり、自然と一体化した空間、さらにエシカルな思想を表現するのにぴったりなロケーションだったことからオープンを決意したそう。店舗は公園という土地柄、自然との調和を意識しています。ストーンなどの自然素材をマテリアルとして組み込んでおり、客席はテラス席22席を含め、全77席。薪の火が見えるオープンキッチンを眺める1階のカウンター席がおすすめです。
クリエティブディレクターを務めるのは「natuRe waikiki」のエグゼクティブシェフ、⼩川 苗氏です。小川氏は調理師専門学校を卒業後、「The Tabelog Award 2024」Silverを受賞している南青山の人気イノベーティヴレストラン「NARISAWA」に就職。21歳で渡米し、ニューヨーク、パリの星付きレストランでの経験を経て、2017年より「PARIS.HAWAII」にてスーシェフに就任しました。
2021年の「natuRe waikiki」オープンより、エグゼクティブシェフとして活躍し、ハワイで最も歴史ある賞の一つ、ハレ・アイナ賞を2022年、2023年と2年連続で受賞。Beyond the“Farm to Table”(⽣産者と消費者の距離を縮め、安全安⼼な地元の⾷材を使う地産地消)をテーマに、環境に寄り添った国産⾷材をフレンチの技法で調理します。
看板メニューは、環境に配慮した経産⽜を使⽤した「国産 経産牛の薪火焼き」5,500円〜(部位により値段が異なります)。料理の原点に帰った薪焼きは、絶妙な火入れで素材の味を引き出しています。岩塩と生胡椒の塩漬けでシンプルに味わって欲しい一品です。
ハワイで有名なガーリックシュリンプをアレンジした「エスニックガーリックシュリンプ」1,540円は、薪で香ばしく焼き上げた国産の海老にガーリック、レモングラス、ハーブをふんだんに使用したエスニックな一皿。他にも、ホタルイカ、アスパラ、菜の花がたっぷり⼊ったバジル⾵味のショートパスタ「ホタルイカとアスパラガス菜の花のカサレッチェ」1,980円など、カジュアルに楽しめるメニューをアラカルトで用意します。
同店の世界観をしっかり堪能したい人には「natuRe tokyo dinner course」8,800円がおすすめ。「⿅⾁のタルタルタルト&鶏レバームースのエクレア」や「エスニックガーリックシュリンプ」「釜焼きサーロインステーキ」など6品から構成されたコースです。(コース内容は変更になる場合があります)
ランチタイムには、コース料理を表現した御膳や⾊鮮やかな⼟鍋を⽤意。「薪⽕natuRe GOZEN」3,300円~は、四季を感じる和洋折衷の美しい御膳は、コース料理をお盆の中で表現したいというシェフの思いを形にしたメニュー。ベジタリアン対応も可能です。
⾷事に合わせて約50種類以上のナチュールワインも取りそろえています。「natuRe waikiki」で親しまれている定番カクテルを、⽇本版にアレンジしたオリジナルカクテルもあるとのこと。
環境に配慮した地産⾷材を使⽤し、ゲストとともに持続可能な⾷の未来を考えるレストラン「natuRe waikiki」と同様、地球や⾃然に恩返しできるサイクルが⽣まれることを願うレストラン。ぜひ、行ってみたいですね。
※価格はすべて税込。