〈遠くても食べたい味〉
年間の外食は1,500軒以上! 令和のグルメ王、浜崎龍がわざわざ旅をしてでも行く価値があるお店を紹介します。今回は、愛媛県松山のイタリアンレストラン「Scino」です。
教えてくれる人
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浜崎龍
グルメメディア「TERIYAKI」や国内最大規模のグルメオンラインサロン「TERIYAKI美食倶楽部」の運営を行う、テリヤキ株式会社の代表を務める。大学生時代から幅広く食べ歩きを行い、ラーメンから高級フレンチまで年間1,500軒以上も飲食店を巡り歩く。ジャンル問わず、日頃全国の「おいしい」を求めており、北海道の端から沖縄、はたまた世界中まで飛び回る。レストランとのイベント企画も手がけ、飲食に対する新たな可能性を日夜見いだす。メディア掲載、マガジンハウス「Hanako」など。
Scino
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愛媛県松山市に構える「Scino」は、イタリア料理の技法と愛媛の地元食材が見事に融合したイタリアンレストランです。イタリアでの豊かな経験を背景に、篠永裕貴シェフは地元の食材を駆使し、独創的な料理を創り出します。独立前、篠永シェフはイタリアのミシュラン星付きレストランや長谷川稔グループで経験を積み「長谷川稔(現・薫 HIROO)」や「WAJO」で腕をふるっていました。
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店内はスタイリッシュで非日常的な雰囲気に満ち、広々としたキッチンカウンター越しに料理の調理過程を眺めることができます。愛媛の食材をふんだんに使ったモダンイタリアン料理は、視覚でも楽しむことができるのです。
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「トルテッリーニ・イン・ブロード」で幕を開け、キジと白トリュフのオイルが織り成す温かなスープが心地よく胃を温めてくれます。
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続いて「烏賊/ラルド」では、モンゴウイカとラルドの絶妙な旨みと甘み、そしてねっとりとした食感が特徴を発揮します。
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「鰆/蕗の薹」では、炭火でじっくりと焼き上げられた鰆の香ばしさと旨み、そして蕗の薹のペーストが見事に調和しています。この料理には、愛媛が誇るカリスマ漁師・藤本氏が獲った魚が使用されています。
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次に、「白甘鯛/ルーコラ」では、八幡浜産の白甘鯛をカツにし、グリーンライムの泡と発酵キャベツで新たな味わいを提供します。
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「ズッパ・ディ・ペッシェ」は、瀬戸内海のさまざまな魚介を使った魚介スープで、次に「唐墨/パスタ」は、自家製カラスミと菜の花の苦みが心地よい冷製パスタです。
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「鯛めし」では、サフランライスで炊き上げた鯛めしに、丸々1匹の鯛を使ったコンソメ出汁をかけて味わいます。
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口直しには、「柑橘」のグリーンライムを使ったグラニテとフィンガーライムが登場し、「はなが牛」では、黒ニンニクのソースと合わせた柔らかな肉の逸品を楽しめます。
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最後は、「苺」と「紅まどんな」で締めくくります。苺とピスタチオの組み合わせ、そして紅まどんなのスフレが、食事の華やかなフィナーレを飾ります。
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Scinoでは、9割以上の食材を愛媛県産にこだわり、このレストランでしか味わえない、愛媛の魅力を存分に堪能することができます。