タイ料理の2大人気メニューが同時に食べられる鍋とは!?

2種の食べ比べエスニック鍋「トムヤム&グリーンカレー」

 

冬の定番「鍋」。エスニック鍋、シビレ鍋など、バリエーションは年々増えていますが、タイ料理の人気メニュー「トムヤムクン」と「グリーンカレー」を同時に食べられる火鍋風の鍋がこの冬登場したとのこと! 「きっと美味しいに違いない!」と早速確かめにいってきました。

ゆったりとしたテーブルの配置と落ち着いた色調の店内

 

溜池山王駅に直結した赤坂インターシティAIRのB1Fにあるテラス付きのお洒落な空間が「ギンカーオ」。「カリフォルニアにあるタイ料理店」をイメージした店内は開放感が抜群です。

 

メニューにはガイヤーンやパッタイなどの定番料理から、エビ、豚、レンコン入りの巾着揚げ「トゥントーン」といったオリジナル料理まであり、どれも美味しそう! でも本日のお目当ては食べ比べエスニック鍋なので、そちらは次回のお楽しみにするとしましょう。

 

ではエスニック鍋とはどんなものなのか、ご紹介します。

2種の食べ比べエスニック鍋「トムヤム&グリーンカレー」(写真は2人前)

 

食べ比べエスニック鍋は1人前1,490円(2人前〜)ですが、せっかくなら期間限定の「宴会コース」がおすすめです。コースにはタイタパス2種(ムータクライ、トゥントーン)、トムヤム&グリーンカレー鍋、シメの炭水化物(ジャスミンライス、ライスヌードル、中華麺から一つを選択)、最後にデザートまで付いてなんと1人前3,400円(2人前〜)。この内容でこのお値段とは、かなりリーズナブルです!

 

鍋に入れる具材にはエビ、ホタテなどのシーフード、お肉は鶏と豚、さらにはキャベツ、パクチー、椎茸、春雨などなど盛りだくさん! 何をどちらに入れるかは特に決まっていないので、あちこちから「揚げ餅とグリーンカレーが最高!」とか「やっぱりエビはトムヤムだよね」などと楽しげな会話が聞こえてきます。

シメの炭水化物は、3種(ジャスミンライス、中華麺、ライスヌードル)から選択

 

シメのお食事は3種類から選びます。グリーンカレーにはジャスミンライスが合うし、麺も食べたいし……、と迷ってしまいますよね。でも嬉しいことに1人前ずつオーダーができるので、ぜひライスと麺をお楽しみあれ。もちろん追加もできます。

 

この鍋を作っているのは、チェンマイから日本に来て19年、すっかり日本食が大好きになってしまった料理長のマイさん。

料理長のピパットシリモンコン・チャイシットさん、通称マイさん

 

トムヤムのスープはタイのハーブやエビの出汁などを入れたマイさんのオリジナル。「甘味」「辛味」「酸味」「塩味」のバランスが素晴らしい!と思って秘密を聞くと、隠し味に入れたタイの果物、タマリンドがポイントとのこと。辛さの中にやわらかい酸味が加わり、ほかにない味わいに仕上がっています。

 

グリーンカレーは特製カレーペーストとココナッツミルクでちょっぴり甘めに仕上げているとのこと。コクがありながらもさっぱりとしていて、スープをそのまま飲んでもおいしい! 初めはココナッツの味がフワ〜っと広がり、喉を通るくらいに辛さがじんわりやってきます。

 

クセになる「甘×辛」鍋に完全にハマってしまいました。スープはどんどん継ぎ足してくれるので、「シメのお食事の為に残さなきゃ」なんてことは考えず、心置きなくいただけます。何しろ、どちらの味も鍋ごと飲み干したいくらい美味しいスープなんですから! そうそう、一つ注意がありまして、あまり熱しすぎてグツグツさせると、カレーが飛び散るので火加減はほどほどに。

最旬トレンドのシビレ料理は「麻辣ガパオ」で!

刺激的な辛さの麻辣ガパオ(1,300円)は彩りも美しい

 

2018年の夏頃から始まったシビレブーム。「ギンカーオ」にもありました。その名は「麻辣ガパオ」。タイの定番料理ガパオライスに、タイ山椒、生唐辛子とオイスターソースをプラス。かなり刺激的で、食べているとジワっと汗ばんでくるので代謝も良くなりそう。「辛いのがお好みならいくらでも辛くできます」とマイさん。シビレます!

溜池山王駅14番出口から直結しているのでとっても便利

 

ひとつの鍋でふたつの美味しさが味わえるエスニック鍋に、シビレる辛さがクセになる麻辣ガパオで、体を芯から温め元気になりましょう!

※価格は税別

 

取材・文/高橋綾子

撮影/三好宣弘(RELATION)