【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレー#40】「Sho Curry」「グリーンカレーめぇ」のコラボカレーin「酒ダイニング やえ」
酒ダイニング やえ入り口の暖簾
今年のカレー界を賑わせた間借りカレー。東京でも間借りスタイルのカレー店はこの1年で一気に増えました。その中でもTVなどにも取り上げられ、イベントでの出店も好評だった「Sho Curry」と、連日満席を誇る人気の「グリーンカレーめぇ」が一夜限定のコラボを高田馬場の居酒屋「酒ダイニング やえ」で開催したので食べに行ってきました。
お通しのカレー味のマカロニサラダと、ウーロンハイ
Sho Curryのシェフ・Shoさんがカレーを、グリーンカレーめぇのシェフ・めぇさんがスパイスおつまみを担当。そして、実はやえのお通しもカレー味のマカロニサラダで、スーパーコラボだったわけです。
仔羊のスパイスおでん
まずおつまみから。「仔羊のスパイスおでん」500円は、鰹と仔羊から出ただしのダブルスープで上品な味わい。仔羊の火入れ具合が完璧で、グリーンカレーめぇのみならず中目黒の何を食べても美味しいカフェ「リロンデル」も運営しているめぇさんの実力をいきなり見せつけてくれます。
台湾風スジコンとレバーと砂肝の何かの盛り合わせ
続いて「台湾風スジコン」「レバーと砂肝の何か」。この2つはハーフサイズの「盛り合わせ」500円も可能ということでいただきました。スジコンは魯肉的な甘辛い味わい。レバーと砂肝の何かは、めぇさん曰く「名前つけるの苦手なのー! でもね、カレーっぽい何か」ということで、スパイスの効いた美味しさ。名前は雑(失礼)ですが、料理は丁寧。
砂肝はコンフィにしてから使用。レバーはソテー。それをスパイスとニンニクの芽と合わせたオリジナル。これはお酒のおつまみにも最高だし、ご飯のおかずにも最高です。
カレープレート
これはご飯も頼まなくちゃということで、Shoさんの「カレープレート(ハーフ)」600円をいただきました。ハーフサイズでオーダーしたのですが、それでも十分な量。カレーは、ほうれん草と牛肉の「パラクビーフ」と金時豆の「ラージマ」。この辺りのセレクトがまずマニアック。
Shoさんは普段はサラリーマンなのですが、出張でバングラデシュに行くことも時折あるようで、現地で食べた味をしっかりと自分のカレーに活かしているんです。日本人が作る独創的カレーでありながら、オーセンティックなカレーの魅力も同時に感じさせ、しかも食べに行く度に美味しさのレベルを確実に上げてくる。これは凄いことですよ。
めぇさんは発想力と実現力のどちらも持った天才肌なシェフ。Shoさんは自分が食べたものをしっかりと分析し、様々なお店を食べ歩き研究して美味しいものを作り上げていく秀才タイプのシェフ。Shoさんのカレープレートにめぇさんのおつまみを合わせたり、混ぜたりして食べてみるとさらに美味しさも膨らんで。最高に素敵なコラボでした。
このようなカレーコラボ、最近では増えてきました。それぞれのお店に行くことはできても、同時に食べる機会はなかなかありません。そんな機会がさらに増えていくと楽しいですね。
※価格は全て税込