〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
鉄板焼 土穂(東京・飯田橋)
2024年7月23日、神楽坂に「鉄板焼 土穂(つぶ)」がオープン。都内でもなかなかお目にかかれない希少和牛を扱う店として肉ラバーたちが通っていた府中の「肉 もつ 土穂」が移転、リニューアルしました。
場所は大通りから一本入った、個性的な店が軒を連ねる見番横丁の一画。ビルの地下1階にある店舗は目の前のドライエリアに紅葉などのグリーンが植えられ、地階とは思えない開放感のある店舗です。
席数はカウンター8席とテーブル8席の16席。ライブ感いっぱいのカウンター席か、落ち着いたテーブル席か。シチュエーションによって使い分けができそうです。
オーナーシェフの小幡土穂さんは、焼肉や鉄板焼きなどで20年以上のキャリアを持つ、肉料理の達人。そんな小幡さんが本物の和牛を求めるようになったのは、マルキ福永喜三郎商店の近江牛との出会いからだといいます。
マルキの直営牧場で独自の飼料と技術で育てられた近江牛は、月に1頭しか出荷されないという希少な和牛。その和牛を仕入れるため小幡さんは何度も福永さんを訪ね、ようやく仕入れることができるようになったのだそう。この出会いをきっかけに小幡さん自ら全国の生産者を訪ね歩き、なかなか手に入れることができない頭数の限られた希少な和牛を仕入れられるようになります。
マルキ福永喜三郎商店の近江牛のほか、日本で唯一の天然記念物に指定された三島牛、赤身の深い味わいがマグロのようだと言われる但馬玄(タジマグロ)、長野・村沢牧場でこだわりの飼育方法で育てられた村沢牛など肉ラバー垂涎の和牛ばかりを10種類ほど用意。
メニューは9品からなる「~土穂の和牛~おまかせコース」と7品からなる「~土穂の和牛~ディナーコース」の2つのコース。どちらも和牛ステーキは、仕入れにより価格が変動するため、コース料金とは別料金となっています。
やはり楽しみたいのは全国から厳選された和牛のステーキ。「鉄板焼 土穂」は府中時代からA5にこだわらない姿勢を貫いています。A5は赤身肉に脂肪が入るサシが重視されますが、おいしさの指標ではありません。同店ではサシの入り具合より、味を重視して肉を選んでいます。
ステーキでは、この厳選された和牛の中からヒレやサーロインなど好みの部位と量を選択。小幡さんの熟練した技で絶品の焼き加減のステーキをいただくことができます。
また生肉を取り扱う業者の資格を得ているので、生で食べるとおいしい部位を肉刺しやユッケなどで楽しめます。
A5などの等級に囚われず、おいしい和牛のみを追求し続けてきた「土穂」。全国の肉ラバーたち垂涎の一軒になりそうです。
食べログレビュアーのコメント
『府中店では、和田金の松坂牛、マルキ福永の近江牛、富山県の池多牛、天然記念物の見島牛、山口県の高森牛、岐阜県の飛騨牛、長野県の村沢牛、太湖豚、もつ焼きなどを食べさせて頂きましたが、どれも最高でした!!
お肉だけではなく、食材全てにこだわりを持っており、手作りのデザートまで楽しめます♪
生肉を取り扱う許可を持ってるそうなので刺身やユッケもコースに入ってました。
山崎、白州、ワインなどお酒も充実してるので、接待やお祝いなどにもおすすめ』(うにとろ72さん)
『月に一頭しか出ない希少ブランド牛をメインにクセ強農家さんの味の強い野菜や絶品ハンバーグなど土穂さんの止めどない話をツマに楽しめる神楽坂の新店。コース料金とは別に予算に合わせてお肉をセレクトする方式。食べ比べで肉の個性を楽しむのも良し』(fjun1489さん)
※価格はすべて税込・サービス料別。