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身を削って? 否、身を肥やして作りあげた自慢の絶品プリン
カリー堂の通年メニューにあるのがこちらのプリン。スイーツ監修の佐藤さん渾身の力作なんです。実は、佐藤さんはカフェ巡りアカウントで人気のインフルエンサー。パンケーキやプリンなどのスイーツを多く巡られていて、写真が上手。僕もファンの一人なんです。
「プリンを食べすぎて6kgも体重が増えちゃいました」とにこやかに語る佐藤さん。理想のプリンを作りあげるまでの試作期間中は、プリンを大量に作っては食べ比べされたんだそう。飽くなき探究心のもと生まれたのがこちらのプリンなんです。
硬めでみっちり! 奥行きのあるプリン
さて、そんな佐藤さん監修のこだわりが詰まったプリンは上にクネルがのっており、凛として上品なビジュアル。食感は硬めでみっちり、密度があります。卵の味わいをほどよく感じ、濃厚でなめらかな口あたりがたまりません。
202カリー堂はリピーターが多い! その理由とは
202カリー堂はリピーターが多いお店でもあります。雰囲気が良く、カレーもスイーツもおいしいからリピーターが多いのは頷けるのですが、別の理由もあるんです。それは、メニューがほぼ毎月変わるから。ちなみにボクもほぼ毎月来ています(笑)。
5月の期間限定スイーツは、「レモンと紅茶のプリン」と「レモンと紅茶のバスクチーズケーキ」。ずっしりとした見た目のプリンには品質のよいダージリンの茶葉を贅沢に使用しているのだとか。紅茶プリンの上にはレモンオランジェットと甘さ控えめのクネル、そして、レモンカードがかけられています。レモンティーをプリンで表現されていますね!
レモンと紅茶のプリンの気になる味は?
全体的に甘さが控えめなので、紅茶の風味がほどよくあり、レモンの甘酸っぱさがアクセントになっています。一見重そうな見た目ですがさわやかな後味が楽しめます。
「レモンと紅茶のバスクチーズケーキ」はクリームチーズのコクが加わることでプリンよりも濃厚でまろやかな味わいです。底には玄米クランブルが散りばめられていてアクセントになっています。
「202カリー堂」店名のルーツは
今回は、堀さんと佐藤さんにいろいろと質問してみました。
プリン王子「すごく気になっていたんですが、なんで、202カリー堂なんですか? ネーミングの背景を教えてください!」
堀さん「ここが2階の202号室っていうこともあるんですが、最初はカリー堂ってつけずに202とかにしようと思っていたんです。友達の家に行くような、身近なお店にしたくて。気軽に202行こうぜみたいな」
プリン王子「すてきな理由ですね。カリー堂は丁寧な暮らしを具現化したみたいな空間で、こんなセンスある友達はボクの周りにはいません(友達のみんなごめんなさい)。でも、その説明を聞いて急にお洒落な友達の家に来たみたいな感じがしてきました。なぜ後にカリー堂がついたんですか?」
堀さん「それはうれしいです(笑)。自分が札幌でカレー屋の店主をしていたのでカレーは扱いたいなと思っていたんです。佐藤さんにも相談したところ、」札幌で人気のカフェには『堂』が使われていると教えてもらったんです。たしかに札幌で流行っているカフェって『堂』がついていたんです。『堂』について調べてみたら、“集まる”という意味が含まれているとわかって、たくさんの人に集まってほしいというお店のイメージにもピッタリだなと思いました。それに、東京ではまだ『堂』のつくお店は少なかったというのもあって(笑)、カレーだけでなくスイーツもやろうとしていたので、世の中に知ってもらったときにカフェにカレーやスイーツがあるという認知のされ方よりも、カレー屋さんのおいしいスイーツという広まり方がいいかもなと思って『202カリー堂』と名づけました」
プリン王子「たしかにカレー屋さんのおいしいスイーツの方が気になりますもんね! それにしても佐藤さんと堀さんはすごいツーマンセルですね」
佐藤さん「実は、堀さんはボクがバイトしていたカレー屋さんの店長だったんですよ」
プリン王子「めちゃめちゃ仲いいじゃないですか(笑)。ちなみに佐藤さんがオーナーをされている札幌のカフェ『any cafe』に、この前行ったんですが、雰囲気も最高でプリンもおいしかったです。カリー堂の空間監修もされているんですよね」
佐藤さん「ありがとうございます! 来てくださいましたよね。カリー堂の空間も手がけさせていただきました。自分が素敵だなって思える空間にしたらこうなりました」
堀さんと佐藤さんのチーム札幌のタッグは、今後も目が離せません。カリー堂はプリンがおいしいだけでなく居心地がよくて雰囲気がいい空間です。家族はもちろん、友だちや恋人と来ても素敵な時間が過ごせるので、ぜひ行ってみてくださいね!