〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
麻布室井(東京・銀座)
2022年に三田で開店し、食通たちから愛されていた「麻布室井」が、再開発事業のため2023年6月に営業を終了し、同年12月に銀座駅から徒歩3分ほどの場所に移転オープンしました。
この店では、窯でおこした薪や備長炭でいぶしながら火入れをしていく和食を楽しむことができます。店主の室井大輔氏は、調理科のある高校を卒業後「The Tabelog Award」でSilverを7年連続受賞している和食の名店、「神楽坂 石かわ」で9年間修業を積みました。その後「The Tabelog Award」でSilverを4年連続で受賞している高級和食店、神楽坂「紀茂登」で3年間腕を磨き、独立。薪と炭を巧みに扱い、素材のおいしさを最大限に引き出す料理が、瞬く間に評判となりました。
新店舗は落ち着いた雰囲気で、すっきりとしたカウンターに客席は10席、プライベート感を大事にした6名までの個室もあります。完全予約制で、コースは「おまかせコース」45,000円のみ。17時半と20時半の一斉スタートになります。カウンター席では、薪焼きの臨場感を楽しみながら、素材の味わいを引き出した一品を堪能できます。
室井氏が作り出す、その時期の旬の食材を使用した季節の移ろいを感じられる料理は、シンプルでありながら繊細でインパクトのあるものばかり。利尻昆布から丁寧にとったこだわりの出汁の滋味深いうまみも身体に染みわたります。
中でも炊きあがったご飯に薪を入れ蒸らした「薪焼きノドグロと芹のご飯」は、薪の風味とのどぐろの脂のうまみが最高においしいと評判の逸品。冷めてもおいしくいただける「星空舞」を使っているので、食べきれない時はおにぎりにしてお土産に持たせてもらえます。
独自の技法でゲストを魅了する、炭や薪を駆使したコースは、きっと記憶に残る時間になるはず。記念日やハレの日におすすめの話題の和食店です。
食べログレビュアーのコメント
『この時期は、間人蟹がメインのコースでしたが、一品目の香箱蟹は、スッポンの煮こごりをかけてあり、発想の多様性というかセンスの良さを感じます。
因みに都内だと、間人蟹を出されてるお店は数店舗しか有りません。
また『昆布出汁ご飯、月光百合根、ハルキャビア』は、糖度の高い月光百合根とキャビアのほんのりとした塩味がバランス良く、昆布出汁ご飯との相性もとても良かったです。
『深谷牛シャトーブリアンの薪焼と黄韮』は、自身初の深谷牛でしたが、火入れも良く、黄韮との相性もバッチリでした。更に出汁醤油が上品な味わいを醸し出しており、とても美味しく頂きました。
この日頂いたメニューです。合わせて感想を少し
『間人蟹の香箱蟹とちぢみほうれん草』
上にスッポンの煮こごりです
『昆布出汁ご飯、月光百合根、ハルキャビア』
『間人蟹のお椀、うぐいす菜』
何とも言えないお出汁の味わい
『鯛のお造り』
プリップリの新鮮な鯛は噛み応え有ります
『鰤と辛味大根、九条葱』
ぶりは皮目を薪で炙ってます
『間人蟹の蒸し蟹』
『間人蟹の焼き蟹』
間人蟹の蒸しと焼きを頂きます
『春菊の白和え』
『蟹味噌甲羅焼き』
蟹身と味噌の相性良き
『富田林の海老芋から揚』
富田林の海老芋は繊維が滑らかで美味しいです
『昆布出汁の蕪』
出汁だけで頂く絶品の蕪
『白飯』
『なめこの赤出汁』
『香の物』
『深谷牛シャトーブリアンの薪焼、黄韮、出汁醤油』
お初の深谷牛シャトーブリアンは、黄韮とも良く合っており美味しく頂きました
『薪焼きノドグロと芹のご飯』
途中で燻製オイルをかけて味変を楽しめます
『とちあいか苺のアイス』
『蓮根粉と和三盆のきなこ餅』
とても楽しい時間を過ごす事が出来ました。
また是非伺いたいと思います。
ご馳走様でした』(pateknautilus40さん)
『調理は薪火と炭火を駆使し拘りの火入れで素材の持ち味を引き出されています。
どのお料理も上品な味付けをされているので、最後まで美味しくいただくことができました。
これほどの食材をこの価格帯で銀座でいただけるのに驚きました。
とても人当たりが良く丁寧な接客をして下さいました。
また食べ手が楽しい食事ができる空間をつくられているのも素晴らしいです。
これから益々人気が出るのはもちろん、名店の仲間入りすること間違いなしだと思います。
センスの光るお料理がいただける素晴らしい日本料理店だと思います。
ありがとうございました。
ご馳走様でした』(phili204さん)
※価格は税込。