【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレーとスパイス#103】「256nicom」
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キッチンカー営業からスタートし、千葉・新検見川駅から離れた場所で店舗を構えた「256nicom」。その美しすぎるパフェとカレーで話題となり、予約が一瞬で埋まる大人気店となりました。その後別館ができ、ガレージ営業などを経て、2023年2月に京成中山駅の目の前に移転しました。
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店舗は2階建ての一軒家。入り口から256nicomの世界観が炸裂しています。看板にも扉の取っ手にも256の文字。店内に入れば、ドライフラワーが印象的な、美しくメルヘンな空間。おとぎ話の世界に紛れ込んだような気持ちになります。
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1階はキッチンと受付。カレーとパフェのお店ですがカレーだけの注文も可能で、その場合は1階カウンターで食べることになるようです。しかしこちらでは是非パフェも味わってほしいですし、2階の内装が特に素晴らしいのでそれを体感しないと損です。
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2階に上がると大きな鹿の剥製が印象的。テーブル席とカウンター席があり、専属スタッフがパフェを作る姿を見ながら食事ができるというエンタメ感のある空間となっていました。
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メニューですが基本的にはカレーとパフェとドリンクのセットのワンメニューで、カレーが選べる形。この日は「苺の木」というセット(4,300円)。選べるカレー1つとサンバル、ラッサム、ダルと副菜が付くというミールスのような形なのですが、南インド料理とも違うオリジナリティある料理の数々。選べるカレーは凄く辛い鯖カレーに。他のカレーも1つ300円で追加可能ということで、甘辛ポークカレーとスパイシーキーマも追加してオーダー。
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鯖カレーはランペ香るスリランカスタイルで、凄く辛いとメニューにはあるのですがこれはあくまで世間一般向けの説明であり、日常的にスパイス料理を食べ慣れている僕からすると激辛まではいかない程よい辛口です。鯖のクセもスパイスとあいまっておいしさに変わっていました。
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甘辛ポークは256nicomの常連さんの中でも特に人気があるというメニュー。八丁味噌のような甘味を感じたのですが、聞いてみると味噌は使っておらず、玉ねぎをしっかり炒めて甘味を引き出し、醤油も使うことによって仕上げた和風のカレーということで個性のある一品。パフェを目当てで通う甘党の方に喜ばれそうなメニューです。スパイシーキーマは程よくスパイスの香るカレー。テクスチャーが他のカレーとは違うので合わせると変化が出て良いです。
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三者三様のおいしさであり、それぞれご飯にかけながら、時に混ぜて食べていけばやはり南インドのミールスに近い楽しさも味わえます。
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ドリンクは「ホットチャイ」500円を注文。こちらは程よい甘さで癒やされる味わい。カレーとの相性も当然良いです。
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そしてパフェ。デザートという以上に、こちらのお店ではこれがメインと言っても過言ではありません。「苺の木」と名付けられたゴージャスなパフェは、やよいひめ、とちおとめをたっぷりと使い、1人前に1パック以上の量のいちごがモリモリに盛り付けられています。選べるジェラートはピスタチオに。いちごの甘味を邪魔しない控えめな甘さで素材の味を感じるおいしさ。
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これだけでもすごいのですが、中には他にも色々と入っており、マスカルポーネクリーム、ジュレが3種、黒コショウのクランブルも入ってほのかなスパイス感も調和するという面白さ。かなりの大きさなのですが、すくう場所によって味が違い、食べ進めるごとに色々なものが混ざり合い、ひと匙毎に味が変わっていくので最後まで飽きずにおいしくいただけるのです。ある意味でこちらもミールスのような楽しさがあるパフェ。素晴らしいです。
こちらのお店はカレーマニアの中では知る人ぞ知るといったお店なのですが、近隣の方々に大人気なお店。既に常連を多数掴んでいるからこそWeb予約が一瞬で埋まるのですが、移転後はお昼の時間はふらっと入ることも可能なのでカレーマニアにもチャンスが広がったと言えるでしょう。お値段は決して安くはありませんが、これだけの内容であれば全く損した気持ちにはならず、お値段以上の満足感を得ることができます。
カレーの後に甘いものを食べるのは個人的にも大好きで、至福のひと時を味わえるのですが、意外と男性客も少なからずいるので甘党の男性お一人様はもちろん、雰囲気が素晴らしいのでデートにも使えるお店です。
イベント時は相変わらず予約が一瞬で埋まるのですが、詳しくはお店のSNSを確認してみてください。以前よりは確実に行きやすい時間が増えました。京成線のみならず総武線の下総中山駅からも徒歩圏内。東京からもアクセスが良いので、要チェックのお店ですよ!
※価格はすべて税込