ライブ感溢れる鉄板焼き割烹
ダイナミックなカウンターでは、料理人、長田 卓氏による隙のないダイナミックなパフォーマンスを楽しめる。長田氏は東急ホテル、「六本木モンシェルトントン」にて修業した後、幻の石垣牛を扱う「鉄板焼 石垣島きたうち牧場 銀座店」、会員制鉄板焼き店の料理長を務め、まさに鉄板焼き道を歩き続けてきた鉄板焼き一筋20年のベテラン料理人。山科らしいアプローチを熟考し、割烹スタイルで楽しめるハイクオリティなコースを提供している。
メニューは、山科の魅力をコンパクトにまとめた「鉄板本店コース」（15,000円）、ふかひれや活伊勢海老など高級食材も堪能できる「鉄板山科コース」（25,000円）、紅玉同様の高級食材に極厚タンステーキも楽しめる「鉄板山科特別コース」（27,000円）。どのコースもペアリングをつけることができる。コースの中から山科らしい料理をご紹介。
その日届いた殻付きのウニと色々な部位の肉のタルタルにキャビアという、なんとも眩しい「和牛ウニ寿司」。割烹スタイルの鉄板焼きの最初にいただくのにふさわしいメニュー。濃厚なウニと赤身肉、サッパリとした赤酢のシャリが、口の中で素晴らしいハーモニーを生み出す。
サックリとした歯ごたえの後に、プリッとしたほどよい弾力が待っている「厚切り牛タンステーキ」は、焼き手の技が光る。強火で一気に旨味を閉じ込めて、火力を調整しながら火を通していく、その絶妙な焼き加減は完璧。嚙むほどに溢れ出るおいしさに、感動させられる。
殻に塩をまぶし炭火で焼かれた「伊勢海老の大名焼」は、鉄板焼き店でありながら、炭火で焼いていることにも驚かされる。炭で焼くことで香りも良く、殻から出たエキスが旨味になり、伊勢海老のおいしさを増していくそうだ。殻についた塩（海老塩）を、レアに火入れされた身に振りかけて食べることで、海老の甘味がさらに引き出される。濃厚な味噌もたまらないおいしさ。食べやすく一口大にカットして提供される。
目の前で作られるかわいらしいサイズの「和牛スライダー」は、近江牛のミンチとタン先を入れたパティの食感が良く、肉汁がソースと相まって旨味がたまらない。今後、歌舞伎町にハンバーガーをメインとしたお店をオープンする計画もあるようで、そちらも楽しみだ。
「近江牛厳選ステーキ」は歯切れが良く、キレのあるサシの旨味が素晴らしい。生コショウとガーリックチップがアクセントになり、食べ疲れせずに最後までおいしくいただける。
料理に合わせた豊富な種類のワイン
店内には1,000本収納可能なワインセラーがあり、イタリア・フランスを中心に全国から厳選したワインは400種類約800本！ 手頃なワインから、世界で一、二を争う偉大なワイン「ロマネコンティ」「ペトリュース」「ラトゥール」まで幅広くラインアップされている。一流ワインが壁一面に並ぶ景色は圧巻。ソムリエによる素晴らしいペアリングは、ため息の出るような幸せなマリアージュを生み出してくれるので、お酒好きの方には是非おすすめしたい。
居心地の良いサービスで過ごす幸せなひととき
場所をラウンジに移動し、雰囲気を変えて楽しめる最後のデザートも、食事の余韻を残しながらゆっくりとくつろげてうれしい。店を出るまで終始丁寧で居心地良いハイクオリティなサービスでもてなしてくれる「本店山科」、ゲストをきっと笑顔にしてくれるだろう。家族や友人、接待など、様々なシーンで記憶に残る時間を過ごせるレストラン、是非訪れてみて欲しい。
