「映える」寿司でネタの個性を発揮する
「見た目へのこだわりがとても強い寿司を提供するな、というのが第一印象」とこの店の印象を語る米川さん。そのひとつが「プレミアムネタ」で提供される「新!当店自慢の太鼓判」。
本まぐろ中とろ、極上生海老、山盛りカニいくらパリパリ巻きの3種が一皿に盛られ、実に豪華。とろけるような中とろ、プリップリで甘い生海老に加え、シャリにカニとイクラを盛り付け、手巻き寿司風に味わう山盛りカニいくらパリパリ巻きと三者三様に楽しむことができる。
米川さん
見た目だけでなく、客自ら寿司を楽しめる工夫はさすが。山盛りカニいくらパリパリ巻きは、淡泊なカニの身といくらの弾ける味わいが秀逸です。海苔の風味も爽やか。
サーモン好きはたまらない! 6種類のサーモンを食べ比べ
続いても「プレミアムネタ」の「当店自慢のサーモン堪能プレート」を推す米川さん。内容は次の通り。写真の前列手前から、生サーモンイクラのせ、炙りとろサーモン、生サーモンアボカドサラダ、そして後列手前から生サーモンフレッシュオニオン、生とろサーモン、炙り生サーモン北海道4種のチーズソース。
米川さん
トッピングの使い方が実に巧みな同店の寿司を象徴する一皿。一貫一貫それぞれに一手間を加えているのには脱帽! サクサクのフライドオニオンととろける炙りサーモンのハーモニーなど、サーモンだけでこれほどまでに味の違いを楽しむことができるのか!と驚かされました。
これまで紹介した3品はいずれも「プレミアムネタ」なので、初回注文時に1人1皿限定となる。
手軽にお得に味わいたいならランチメニューを
ランチで気軽にサクッと同店の魅力を堪能するならランチメニューが最適だ。なかでも「旬!新鮮握りセット」(1,188円)は定番のネタ6貫に、季節のおすすめネタ4貫、合計10貫が揃うお得なセット。
この日のおすすめは炙りヤリイカ、ハマチ、タコ、高知・安芸水産の釜揚げしらすがたっぷりのったパリパリ巻き。いずれもネタとシャリのバランスが絶妙ながら食べ応え十分。なにより従来の回転寿司の場合、子ども向けに甘さの強いシャリが多いが、こちらは甘さ控えめでネタ本来の味が楽しめるのだ。
米川さん
ランチならこれ! ネタに合わせて、鰹と昆布だしの「北海道醤油」、昆布だしの「小樽醤油」、甘口のオリジナル「寿司旨醤油」、「生引たまり」と4種類の醤油が用意されているので、好みに応じて色々試してみるのもおすすめです!
「最適な味でお届けできるよう魚を締める時間を指定したり、栄養豊富で旨みも強い長野県産コシヒカリの金芽米を使用したりと、実は多くのこだわりを持って取り組んでいます」と胸を張るマネージャーの石倉さん。
季節ごとに10種類以上の限定メニューが登場し、来る人を飽きさせない努力も怠らない「北海素材」。店名ゆえに北海道の魚介ばかりかと思いきや「北海道のような遠いところからでもおいしい天然物を仕入れる」というのが真のコンセプト。そんな心意気だからこそ、寿司に精通した米川さんの心も動かされたに違いない。