〈食通が占う、2021流行る店〉

新型コロナウイルスの流行により、飲食店にとっては大きな危機が訪れた2020年が終わりました。油断のできない状況は続きますが、各店が工夫を凝らし、おいしいものを届けようと努力しています。

そこで、グルメ情報を熟知した有識者に、2021年期待したいお店や料理についてアンケートを実施。

今回は、食べロググルメ著名人の本郷義浩さんにお答えいただきました。今年注目の「ブレイクしそうな店」「2,000円以下のお手軽グルメ」をご紹介します。

教えてくれる人

本郷義浩
テレビ番組プロデューサー。『水野真紀の魔法のレストラン』『京都知新』『音舞台』などを制作。2019年、社内ベンチャーで食事業に特化した株式会社TOROMI PRODUCEを設立。2020年12月より食の魅力を音で伝える『TOROMI RADIO』(毎週日曜日16:30〜MBS1179)のパーソナリティに。著書に『外食の教科書』(CCCメディアハウス)。

2021年ブレイクしそうな飲食店

Q. 2021年にブレイクしそうな飲食店は、ずばりどこですか?

A. 「豚珍串」です

自家製ソースがポイント 写真:お店から

ここの串カツコース、すでに20回近く食べています。2種類の自家製ソースが、めちゃくちゃ好みの味で、食べないと禁断症状が出てきそうなほど。

メニューはお任せコースのみで、コース1周25本で5,000円ちょっと。塩、自家製ソース1、自家製ソース2、辛子という4種類の味で、順番に食べていきます。満足したらストップをかけるシステムですが、いつも25本完食です。

ご主人は、実は英語も話せて、外国人対応もオッケー。コロナ禍が落ち着いた後は、串カツの魅力を観光客のかたにもどんどん体験して欲しいという思いから選びました。 

アンダー2,000円のお手軽グルメ

Q. 2021年にブレイクしそうな、2,000円以内のグルメを教えてください

A. 「天一更科」の「カツカレー中華そば」です

カレー中華そばにカツをトッピング 撮影:本郷義浩

大阪・天満の「天一更科」はうどん・そば店ですが、「カレー中華そば」がうまくてよく食べていました。

あるとき同行の知人が、カツをトッピング依頼。僕も便乗したのですが、揚げたてのカツとカレー、そして中華そばの、あるようでなかった組み合わせが最高でした。すっかり気に入り、その後既に2回食べました。お値段は1,100円ほど。

※アンケート内容と「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。
※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。
※外出される際は、感染症対策の実施と人混みの多い場所は避けるなど、十分にご留意ください。

文:本郷義浩・食べログマガジン編集部