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Triangle Cafe|東京・二子玉川
二子玉川駅から徒歩2分ほど、玉川高島屋S・C南館3階の館外に隣接する「Triangle Cafe(トライアングル カフェ)」。こちらで提供している特徴的なルックスのパフェ(写真上)を、SNSなどで見たことがあるという方も多いのでは?
昨年大晦日のオープン当初から話題を呼んでいる同店は、パフェ専門店「L’atelier à ma façon(ラトリエ ア マ ファソン)」のシェフ・森郁磨さんが監修するパフェと、「UNLIMITED COFFEE BAR(アンリミテッド コーヒーバー)」のバリスタジャッジ・松原大地さんが焙煎したコーヒー豆を使ったコーヒーが楽しめることで、注目を集めているカフェです。
息を呑むほど美しいパフェ
こちらのメニューの中で特に人気が高いのが、冒頭で述べたアーティスティックで美しいシルエットのパフェ。その監修をつとめるL’atelier à ma façonの森さんは、かつて町田にあった名店「中野屋」で提供していた華やかなパフェの作り手として話題となっていましたが、その店は閉店。
パフェ好き界隈では惜しむ声が多く挙がっていましたが、その後しばらくすると新しく上野毛にL’atelier à ma façonを開店。瞬く間にその口コミが広まり、人気店となりました。
そんな森さんが監修するパフェを、二子玉川のTriangle Caféでも楽しめるとあって、世のパフェ好きたちが注目するのは必然でしょう。
季節限定の芸術的パフェ「シャインマスカット」
Triangle Caféと言えば、この形のグラスのパフェ。現在登場しているのは、旬を迎えている「シャインマスカット」1,700円です。
グラスの内側に敷き詰められたシャインマスカットは、断面からすでにみずみずしさでいっぱいですが、口に含んだ瞬間に広がる果肉のジューシーな甘みは想像をはるかに超えるほどに衝撃的! その上にのっている爽やかな酸味と口当たりなめらかなフロマージュブランのソルベとの、味覚と視覚のコントラストもまた魅惑的です。
トップにはカラフルな香川県の伝統菓子「おいり」と、レモンの甘酸っぱさが爽快なマカロンがのっていて、美しさと可愛らしさを同時に兼ね備えています。スプーンでひとさじすくえば、中には薄焼きのクッキーを細かく砕いたロイヤルティーヌと、ほのかなアーモンド風味のメレンゲを使った焼き菓子ダックワーズも潜んでいます。
華やかなルックスだけでなく、食材選びへの強い思いと、考え抜いた味わいを表現する確かな技術力に、ファンが集まるのは必然と言えるでしょう。
黄金桃・ゴールデンピーチの新作「ペッシュ ジョーヌ」
8月から登場した桃のパフェ「ペッシュ ジョーヌ」2,000円は、黄金のような美しい輝きを放つ黄金桃・ゴールデンピーチという品種を使用。熟した黄金桃の果肉は強い甘みと、芳醇な香りを感じ、ほのかに感じる酸味がその甘みをより強く感じさせます。
グラスの中には、白ワインでコンポートした黄金桃や、優しい甘みの杏仁豆腐のパンナコッタ、ジュレ。さらに、アクセントとなるラズベリーセミフレッドによって、甘みの中に軽い酸味が加わり、口の中が驚きでいっぱいに! その上にのった白桃ソルベは涼やかで、味わいのトータルバランスは最高です。
グラスの上にはタルト生地をベースに、黄金桃とレアチーズムースをトッピング。マカロンを添えて、可愛らしさも演出されています。
グラスの上のタルトは別皿に移し、グラスの中のパフェは適度に混ぜ合わせて、それぞれを交互に口にするのが、このパフェの食べ方。味わいや食感の違いを楽しむことができますよ。
国産茶葉のプレミアムな紅茶
提供している紅茶は、「The Tea Company」のもの。都内の一流レストランをはじめ、パティスリーなどティーペアリングを推奨するお店から注目を集めるブランドです。そのなかでも、無農薬の国産茶葉を使った紅茶を扱っています。
写真の「有機 焙じ紅茶(HOT)」760円は、茶葉にじっくりと焙煎を施すことで、ティーカップに注いだ瞬間にフッと鼻腔をくすぐる芳醇な茶葉の香りが格別。ココアのような焙煎香とドライフルーツや蜂蜜のような甘みを感じます。風味と口当たりがとても特徴的でありながら、スイーツとの相性も抜群!
テイクアウトで楽しめるスイーツ
店舗の入口付近にはテイクアウト可能なスイーツが並ぶショーケースがあり、種類も豊富なので、あれこれ目移りしてしまう魅惑的なスポット。自宅用はもちろん、ちょっとした手土産にも喜ばれること間違いなしのスイーツばかりです。
アマゾンカカオを使った濃厚な「テリーヌショコラ」
カカオ豆のなかでも最も質の高い品種と言われている、クリオロ種を無農薬で栽培した希少なアマゾンカカオでつくる「アマゾンカカオのテリーヌショコラ」テイクアウト 1カット500円・1本3,519円/イートイン 1カット680円。
フランス産の甜菜糖と、無添加の餌を与えて育てた「ひのき山農場」の有精卵を使用し、じっくりと湯煎焼きで火を通すことで、フルーティーかつ香り高い味わいと圧倒的ななめらかさを実現しています。
口に含んだ途端にスッと溶けてなくなる感覚と、コクのある濃厚ショコラの味わいは印象的。
手土産に人気の「シュークリーム」
注文を受けてから店内の工房で仕上げる「シュークリーム」テイクアウト 320円/イートイン 600円も、人気商品のひとつ。イートインでの人気も高いですが、テイクアウトはよりお手頃で、手土産に選ぶ方が多いそうです。
シュー生地の表面は香ばしくサクサクの食感。中のクリームは、タヒチ産バニラビーンズを使ったカスタードクリームがぎっしり。ほど良い甘さとともに、バニラの風味を強く感じます。
バターたっぷりの「究極のバターサンド」
たっぷりのバターとアーモンドを使った「究極のバターサンド」361円〜。厚みのあるサブレ生地は、口にした瞬間はサクサクの心地良い食感で、その後すぐにほどけてサラサラとしたなめらかな舌触りに変わります。
フレーバーは5種類あり、その種類に応じてバタークリームの配合を変えています。
「ラムレーズン」361円は、ディロンラムにサルタナレーズンを漬け込んだ自家製ラムレーズンを使用。なめらかなバタークリームとレーズンのコクのある味わいが、見事にマッチ。
「アマゾンカカオとラズベリー」361円は、ラズベリーと粗精糖でつくったジャムと、アマゾンカカオを合わせたバタークリームをサンド。ラズベリーの酸味とアマゾンカカオの香りのバランスが絶妙です。
開放的なテラス席で上質ティータイムを
奥行きのある店内は48席あり、広々とした空間。さらに、風にそよぐ緑を前にしたテラス席も13席用意されています。
まだチェックできていないという方は、人気シェフが手掛ける美しいパフェや紅茶とともに、優雅なカフェタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか?
※価格はすべて税抜