〈食通の昼メシ〉
日々新しいトレンドが生まれるグルメ業界。流行りのメニューを試すのも楽しいが、毎日食べたいのは昔ながらの定番メニューだったりする。業界きっての美食家「食べログ グルメ著名人」の6名に、毎月、一番好きな定番昼メニューの名店を教えてもらう連載。今日のランチはこれで決まり!
教えてくれる人
本郷義浩
テレビ番組プロデューサー&ディレクター。『水野真紀の魔法のレストラン』をはじめ料理情報、アート、音楽、教養、旅、ドキュメンタリーなど多岐にわたる番組を制作。
今月のメニュー:「うどん」
寒い日が続いたと思ったら春のような暖かい日もある。こんな季節に食べるうどんはその日の陽気次第だ。冷え込んでいれば温かいかけや鍋焼き、ちょっと気温が高ければ冷やかけやぶっかけを選ぶ。温度のお次は麺の種類。コシのある讃岐もいいが、ツルッと上品な稲庭も捨てがたい。最近ではやわやわの博多系も人気急上昇。さらにお好みの具も選べるとあって、バリエーションは無限大。うどんはカスタマイズランチの王様なのだ。
本郷義浩、昼に最高の「うどん」
「道頓堀 今井」のきつねうどん 830円(税込)

僕は、めったにきつねうどんは食べないのですが、「道頓堀 今井」のきつねうどんは、リーガロイヤルホテル(大阪)や、新大阪駅構内でも食べられるので、無性に「旨いダシが飲みたい」ときに重宝しています。特に二日酔いの日に(笑)。
そのダシと、甘い揚げと、シャキシャキの青ネギの香り、この3つのバランスが素晴らしく好みで、やわらかいうどんとの親和性も高い。大阪うどんの象徴的存在です。
※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額を掲載しております。最新の情報はお店の方にご確認ください。
「うどん」のココが重要
一番好きな具
天かす
天かすです。きつねうどんに、許されるなら、たっぷりの天かすと卵黄を入れたいです。ダシに天かすの油が浮いているところに、うどんと卵黄を絡めて食べるのが、大好きです。
こだわりの食べ方
とにかく、甘い揚げ、天かす、卵黄の組み合わせが好きなので、立ち食いそば、うどん店でもこの組み合わせを選びます。山椒をたっぷりふって、まず、ダシをふた口。次に天かすをうどんに絡めてひと口。揚げをかじって、うどんをすすり、ついに、卵黄に箸を入れて、あまり混ぜないで、ムラをたのしみながら、一気に食べます。うどんも熱さがいのち。猫舌ではないことに、感謝。
文:本郷義浩・食べログマガジン編集部