好みが分かれる一品ながら、ハマる人にはたまらない。スタミナ満点の定番中華「レバニラ炒め」。プリプリのレバーとシャキシャキのニラが織りなす絶妙なハーモニーは、一度食べたらクセになる味わいです。今回は、町中華専門家が選ぶ、都内で本当においしいレバニラが味わえる名店を厳選してご紹介します。

1. オトメ(根津)

食べ歩き賞金王
「ニラレバ野菜炒め」850円   出典:食べ歩き賞金王さん

昭和レトロな喫茶店のような内装の町中華で提供される「ニラレバ野菜炒め」は、粉をまぶして揚げた大ぶりレバーの香ばしい衣が、凝縮されたうま味を閉じ込めています。ニラの香りがふわっと広がり、バランス感の良いあっさりした味付けが特徴。レアに仕上げたレバーの柔らかさとニラの爽やかさが見事に調和し、重すぎず軽すぎず、どんな人にも受け入れやすい仕上がりです。

2. 丸吉飯店(大井町)

鎌倉高校前
「韮レバーイタメ」800円   出典:鎌倉高校前さん

創業から40年、地域に愛される町中華の人気メニュー「韮レバーイタメ」は、カリッと揚げた厚切りレバーが印象的。衣に染み込んだうま味が一口ごとに広がり、豚レバーならではのしっとり感と野菜のシャキシャキ食感が見事なコントラストを生み出します。ニラともやし、細切りにんじんや木耳が彩りと食感を添え、ボリューム満点。スタミナと満足感をガツンと補給できる一皿です。

3. 中華 大興(御徒町)

ご飯がすすむB&D
「ニラレバ炒め」600円   出典:ご飯がすすむB&Dさん

創業1944年、今も活気あふれる町中華の定番「ニラレバ炒め」は、濃いめの味付けが特徴。皿の底に残った旨みたっぷりのタレを、ご飯に吸わせる至福の瞬間が待っています。具材には珍しくタケノコが入り、シャキシャキ感と食感のアクセントに。小ぶりながらも存在感のあるレバーが、ニラやもやしとともに、ご飯との相性を見事に引き立てます。

4. レバニラや金太郎(新馬場)

「レバニラ」
「レバニラ」   写真:お店から

週末金曜と土曜だけ、秋田から上京する店主が腕をふるうこの店では、朝採れの上州豚レバーを独自ルートで仕入れ、仕込みから調理まで手間を惜しまず1人前ずつ丁寧に仕上げます。その鮮度ゆえに臭みは皆無、プリプリとクリーミーな食感と、ニラとモヤシは抜群のシャキシャキ感。甘辛いタレが絶妙に絡む味わいは、ご飯との相性も申し分なし。無料の生卵をタレと絡めたTKGも是非試してほしい一口です。毎週の訪問には整理券が必須のほどの人気ぶり。その価値は期待以上です。

5. レバニラ定食 kei楽(清瀬)

poopeejp
「数量限定山形庄内産豚レバーのレバニラ炒め定食」1,050円   出典:poopeejpさん

厚切りにカットされたレバーは一度油でさっと揚げ、余熱でじっくり火を通した後にニラや野菜と一緒に炒め合わせる独自の調理法。これにより表面は香ばしく、中はしっとり柔らかで、臭みは驚くほどなくうま味だけが際立ちます。シャキッとしたニラと濃いめの味付けが相性抜群で、ご飯との一体感も格別。複数人で産地の違うレバーを食べ比べるのも吉。まさに入門編としてもおすすめできる一皿です。