秋山具義が注目! 今いちばん新しい麺
「麺」と言っても、ラーメン、うどん、そばなどさまざま。いろいろな麺の新店が続々とオープンする中、「食べログ グルメ著名人」であり、自他共に認める“麺マニア”の秋山具義さんが今気になるお店へ行き、レポートしてくれました! 今回は、埼玉県八潮市から都内に初出店した汁なし麺の有名店です。
教えてくれる人
秋山具義
1966年秋葉原生まれ。1990年日本大学芸術学部卒業。広告代理店I&S(現 I&S BBDO)を経て、1999年デイリーフレッシュ設立。広告キャンペーン、パッケージ、写真集、CDジャケット、キャラクターデザインなど幅広い分野でアートディレクションを行う。主な仕事に、東洋水産「マルちゃん正麺」広告・パッケージデザイン、AKB48「ヘビーローテーション」CDジャケットデザインなど。著書に「世界はデザインでできている」がある。2016年より「食べログ」グルメ著名人としても活動。J-WAVE「ALL GOOD FRIDAY」にランチのスペシャリストとして出演している。
12月のNEW麺「Handicraft Works」
中目黒に11月13日、埼玉県八潮市の本店から2号店として東京初出店。本店は「TRY ラーメン大賞」のTRY名店汁なし部門2連覇中で、そのまぜそばの名店が中目黒にやってくる、とオープン前から話題になっていました。
店内がいわゆるラーメン店ぽくなくて、壁のネオンがサイバーパンクなイメージ。カフェやバーのような空間になっていて、女性一人でも気軽に入店できるような感じにしているそうです。
お店の基本的なメニューは、ケバブと油そばを融合した「パレット」と呼んでいる油そばと、醤油と塩の中間を意識した「薫香出汁そば」。出汁そばは、もち米に似た「もち姫」という小麦を使っています。
八潮の本店ではシュラスコを使っていて、中目黒店ではケバブを使用しているので、よりスパイシーな油そばに。
目の前でケバブを切り落とすライブ感も楽しいです。僕が食べたのは、肉量120g、麺量200gの「ワイルドパイソンパレット」に炭火味玉をトッピングしました。
ケバブとソーセージと鶏もも肉とサニーレタスとプチトマトとピクルスと焼きパイナップル。木製の丼の中がカラフルで「パレット」と呼んでいるのも、うなずけます。
肉も麺もワシワシ食べるという感じで、ワイルドなおいしさとはまさにこのことだと思います。途中で卓上の「サイバービネガー」で味変すると、爽やかになってどんどん食べ進められます。
それ以外のメニューは、油そばでは、肉量と野菜量が多い「ボルケーノパレット」、最大重量で器込みで1.4kgの「サラマンダーパレット」、女性や子供も食べやすいサイズの「クラシックパレット」があります。
ここまでオリジナリティーを追求したラーメン店はなかなかないんじゃないですかね。