福岡グルメはラーメン、もつ鍋だけじゃない! 街を歩けば、老舗の喫茶店をはじめ、若いパワー溢れる人気と実力を兼ね備えたコーヒー店が充実しているのをご存じだろうか?

 

国内外で開かれているコーヒーの技を競う大会で続々とチャンピオンを輩出している福岡の“コーヒー愛”を体感できるイベント「福岡コーヒーフェスティバル」が昨年に引き続き、今年も内容盛りだくさんに開かれる。

世界に通ずるコーヒーを福岡で

10月8日(日)・9日(月・祝)、福岡市博多区のJR博多シティ9階JR九州ホールで「福岡コーヒーフェスティバル2017」が開催される。世界に福岡のコーヒー文化を発信することを目的にコーヒー店の店主ら有志が企画した本イベント。今年は「コーヒーのクオリティの高さを福岡・九州から世界へ発信!!」をテーマに掲げ、福岡市喫茶業組合が主催する。

1934(昭和9)年創業の福岡最古の喫茶店で数々の文化人も通い詰めた「ブラジレイロ」、焙煎の世界チャンピオンがオーナーを務める「豆香洞コーヒー」、1966(昭和41)年の創業当時から変わらないサイフォンで淹れるコーヒーが味わい深い「珈琲舎のだ」、バリスタ世界チャンピオンを輩出した「ハニー珈琲」など、福岡を代表する20店舗以上のコーヒー店が集結。コーヒー好きにはたまらない豪華なラインアップに心躍る。

コーヒーの香りで包まれる会場では、各店舗自慢のコーヒーの飲み比べが楽しめるほか、今年のジャパンハンドドリップチャンピオンの「岡田珈琲」(熊本)の久保田洋平さんをゲストに迎え、焙煎世界チャンピオンの「豆香洞コーヒー」後藤直紀さんによる焙煎セミナーをはじめ、ラテアートやネルドリップセミナーも開かれ、コーヒーの奥深さを学べる企画も予定されている。さらに、コーヒーを淹れる腕に自信がある人は、プロ・アマ合同ハンドドリップ選手権にも参加可能だ。

DEAN&DELUCAのパンや焼き菓子、カフェ「オオカミの口」のコーヒーに合うスコーンなど軽食も用意。また、コーヒーや喫茶店の思い出を書いたエッセイを募集するユニーク企画も。集まったエッセイは会場に展示され、審査企画も予定。審査員長はなんと芥川賞作家の藤原智美さんが務める。

 

9日には、CDデビューや博多座で舞台化もされたブラスバンドの名門・精華女子高校吹奏楽部によるコーヒーに関する楽曲を演奏するステージも行われる。お気に入りのコーヒーを見つけて、ゆったり味わいながら耳でも味わえる至福の時間が過ごせそうだ。

 

■「福岡コーヒーフェスティバル」開催概要

期間 : 10月8日(日) 11時~20時

10月9日(月・祝) 10時~19時

開催場所 : JR九州ホール(福岡市博多区博多駅中央街1-1 JR博多シティ9階)

入場券 : 前売1,200円(当日1,500円) ※3杯分のコーヒーチケット付き

※前売券は参加店舗にて販売。詳細は公式サイトにてご確認ください。

 

 

 

 

 

 

文:秋吉真由美