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主役はサラダvol.3 ~グランドニッコー東京 台場「ガーデン ダイニング」~
朝も昼も夜も。メインディッシュにサラダを食べたい現代人のために捧ぐサラダ連載。第三回となる今回は、グランドニッコー東京 台場の1階にある「ガーデン ダイニング」へ。こちらでは、常時約50種類のメニューが揃った野菜盛りだくさんのランチブッフェが食べられるということで、気合十分にお腹を空かせて向かった。
同店への行き方は、りんかい線・東京テレポート駅から徒歩約10分ほど。ゆりかもめ・台場駅を利用すれば駅から直結しているので迷わずたどり着くことができる。店内の席数はテラス席含めて200席もあり、清々しい空間が広がっている。
生のままヒゲまで食べられる魅惑のヤングコーンも!農薬未使用野菜がスゴイ
常時メニューとしてラインナップされている埼玉県の契約農家「陽子ファーム」から直送される農薬未使用野菜は、その日に採れた新鮮な物が直送されるため、何が食べられるかは行ってみてのお楽しみというのだから、つい通いたくなってしまう。
この日の野菜は、ツルムラサキ、ルッコラ、紅くるり大根、紫大根、ヤングコーン、わさび菜、からし菜の7種類。スーパーで気軽に手に入らない野菜たちを、ブッフェ形式で思う存分食べられるのは嬉しい限り。
まずは、お皿に取り分けた生野菜からいただくことに。
口内に収まり切らないヒゲと格闘しながら、人生で初めて食べた生ヤングコーン。その食感は意外とやわらかく、ほんのりと甘い。
シェフやレストランの支配人が実際に畑を訪れた際、「あまりにも美味しくて感動した」という里芋は、さすがのホクホクの食感。「里芋だけで満腹になりたい」と願うほど病み付きになってしまう。
数あるメニューの中でも人気の高い、太くて長いアスパラガス。この日は山形県産の物で、その味はとにかくジューシー! ちなみにアスパラガスの産地は、時季に合わせて変わるとのこと。
前菜的にいただいた農薬未使用野菜だけでもかなりの充実感を得られるが、なんといってもここはブッフェ! 彩り豊かな調理野菜を食べるべく、再び席を立ち上がる。
取り切れないほど種類が豊富。ここは、まさに……野菜天国!
時季によって変わるメニューはどれも魅力的。この日のメニューは、「グリル野菜」(写真左上)、「キヌアとワイルドライスのマリネ」(写真右上)、「ひよこ豆とフェターチーズのサラダ」(写真右下)、「紅くるり大根と紫大根」(写真左下)など、つい写真に残したくなる彩りの豊かさに、食欲だけでなく視覚も満たされる。
驚くことに、同店はランチからスタートするわけではない。6:30からスタートする朝食、11:30からのランチ、夕方から始まるディナーまで、一日を通してブッフェを味わうことができるのだ。ここで紹介するのはあくまでも、約50種類あるメニューの中のほんの一部。これだけのメニューを提供する料理人たちの労力を考えると、食欲だけでなく感謝の気持ちも湧いてくるのである。
野菜だけじゃなかった!肉も、魚も、スイーツも。ここは、もはや……お食事天国!!
そして、同店のブッフェのメニューが豊富なのは、野菜だけではない。シェフがその場で切り落としてくれるローストビーフやスペアリブなどの肉料理、ムール貝やサーモンのソテーなどの魚介類、削りたてのチーズがたっぷりのパスタやピザなどの主食、さらには10種類以上のスイーツまで、非の打ち所がないほど充実し過ぎているのだ。
さて、これだけ充実したホテル内レストランのブッフェとくれば、「ちょっとお高いのでは?」と思う人も多いのではないだろうか。ところがどっこい、なんと平日ランチは2,600円という太っ腹過ぎるお値段。これはもう、ブッフェを食べるためだけにお台場まで行く価値アリと言っても過言ではないはず。
とにかく野菜を好きなだけお皿に盛って、飽きるまで食べ尽くす。好きな物をお腹いっぱい食べる喜びを体中で感じる、大満足の第3回となったのだった。
【朝食ブッフェ】 am6:30~am10:00
大人2,736円 子供1,475円(7~12歳) 843円(4~6歳)
【ランチブッフェ】 am11:30~pm3:00(最終入店:pm2:30)
平日:大人2,600円 シニア(65歳~)2,300円
休日:大人3,300円 シニア(65歳~)3,000円
(平日・休日一律)子供1,400円(7~12歳) 950円(4~6歳)
【ディナーブッフェ】 平日:pm5:30~pm9:30(最終入店:pm9:00)
大人4,200円 シニア(65歳~)3,900円
休日:pm5:00~pm9:30(最終入店:pm9:00)
大人4,700円 シニア(65歳~)4,400円
(平日・休日一律)子供2,300円(7~12歳) 1,400円(4~6歳)
※掲載されているメニューは取材時のもので、展開される料理はフェアによって変わります。
※表示料金には別途、税金・サービス料が加算されます。
【今週の話したくなるサラダのハナシ】
農薬未使用野菜の生産地である陽子ファームは、山奥ではなく、埼玉県の住宅地にあるらしい。手間をかければ、おいしい野菜は住宅地でもすくすくと育つ。
次回はどんな野菜を食べようか?
連載4回目となる次回はどんな野菜との出会いが待っているのか。お腹をサラダモードにして、乞うご期待!