出世ごはん

デキるビジネスパーソンはこんなお店で食べている! 元銀座のホステス&開運アドバイザーの藤島佑雪が、かつての同伴その他の経験から見極めた「出世する店」を「おいしい理由」とともにご紹介!

No.21 名物はスコーン。英国でも賞賛された本格ティールーム

ジュリス ティールームス

1年前からずーっと不思議に思っていることがあるんです。なぜ、出てくるものすべてが最高においしい「ジュリス ティールームス」さんに大行列ができないのかって。「ジュリス ティールームス」さんはわたくしが愛する日本橋三越本店のデパ地下、以前は「ハロッズ」があったところにオープンした英国式ティールームなんですが、なんと本場英国で 「TOP TEA PLACE 2008」を外国人で唯一受賞した「Juri’s」のオーナー、宮脇樹里さんが手がけているんです。異文化で出世の栄誉を賜るなんて、すばらしいですよね。

ちなみに「Juri’s」があったのは「英国で一番美しい場所」といわれるコッツウォルズ。おとぎ話に出てくるようなおうちが並ぶ愛らしいところで、人気の観光地としても知られています。要するにすてきなティールームが日本にやってきたわけなんです。

出典:サロンちゃんさん

 

初めて伺ったとき、感動しましたね。だって、わたくし好みのバラの一輪挿しがテーブルごとに飾ってあるんですもの。銀座「マキシム・ド・パリ」なき後、消えつつあるクラシックなデコレーションに、できたてホヤホヤの新店でお目にかかれるなんて。それだけでも感謝感激。席について早速、頼みましたよ。ご自慢のスコーンを。これがですね、衝撃! 衝撃的においしかったんです。ホロホロと軽やかに崩れゆくのに、きめ細かくてしっとり。外側はさっくり。え、どうして?なんで?というのを確認したくて、ひと口、クロテッドクリームをつけてひと口、ジャムをつけてひと口、なんてやってるうちにあっという間に2個完食。わたくしもあちこちでスコーンをいただきますが、ひょっとして日本一のクオリティでは? その他、甘酸っぱいレモンメレンゲタルトもキャロットケーキも、もろにわたくし好み。サンドイッチなどのしょっぱい系も丁寧につくられ、とてもエレガントなお味です。

きっと何かをきっかけに日本でも大ブレイクするであろうこちら。コツコツ、本物をつくり続けることはきっと、出世につながるという証明を果たしてくれると信じています。

 

店名:ジュリス ティールームス
東京都中央区日本橋室町1-4-1
日本橋三越本店 本館地下1階
03-3241-3311(日本橋三越本店大代表)
不定休(日本橋三越本店に準ずる)