〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
東京とんかつ がぶう(東京・御徒町)
2025年4月25日、御徒町駅・上野広小路駅からそれぞれ徒歩約2分の上野中通り商店街にとんかつ店「東京とんかつ がぶう」がオープンしました。

大将の谷口海斗氏は、旭川大学高等学校(現:旭川志峯高等学校)で甲子園出場を果たすほどの高校球児でした。卒業後は消防士の道へ。しかし、元々の夢だった「北海道でとんかつ屋を経営する」ことを諦めきれず、転職。全国の名店を巡り、西荻窪の食べログ とんかつ 百名店「とんかつ けい太」で研鑽を積み、2025年「東京とんかつ がぶう」の大将を任されます。

一方、経営元の株式会社GAVRIFOOD代表 大沼康宏氏は、とんかつが大好きで食べ歩く中、特にお気に入りだった「とんかつ けい太」で谷口氏と知り合います。出身地や将来への展望が似ていたことから、意気投合し、お店をオープンすることに。同氏は、株式会社BAKEをはじめとするスタートアップ数社でCFOや COOを歴任。2024年に株式会社GAVRIFOODを創業し、2025年4月25日に東京とんかつがぶうをオープン。

お店のコンセプトは「もう普通のとんかつには戻れない」。より多くの人に感動を届けるべく、谷口氏が培った経験や知識を総動員して、こだわりを詰めこんだ一皿を提供しています。
とんかつに使用するのは、茨城・山西牧場の三右衛門や岩手の岩中豚をはじめ、阿波の金時豚やまる豚、幻豚、TOKYO Xなど、最高級の銘柄豚。赤身の弾力や脂の甘み、旨みや風味を第一に仕入れています。日によって在庫は変動しますが、それぞれロースとヒレの2種類を用意。
厚切りの肉にまとわせる生パン粉は、お店の完全オーダーメイド。パン粉専用に焼き上げたパンから作るため、香りも良く、剣立ちも油切れも抜群です。

揚げ油は100%純生ラードを使用。低温でじっくり丁寧に火入れをすることで、外はカリッと、中はしっとり柔らかく揚がります。味わいを極限まで引き出す火入れは、まさに職人技!

イチ押しは、三右衛門の特上ロース定食(3,828円)。赤身のほどよい弾力と“飲める脂”とも称される、甘みのある脂が特徴です。定食には、ご飯と赤だし、キャベツの千切りが付きます。

単品の「メンチカツ」(528円)もひそかな人気メニュー。豚肉と牛肉をブレンドしたジューシーな味わいがヤミツキになります。おすすめの食べ方は、ご飯の上にメンチカツと卵黄をのせ、醤油と黒トリュフのドレッシングをかけていただくスタイル。

羽釜で炊き上げるご飯は、ムラなくふっくらとした仕上がり。甘みのある山形県産「つや姫」は、とんかつとの相性も抜群です。おかわりは無料なのもうれしいですね。

座席はカウンター17席。とんかつ屋のイメージを払拭するべく、テーブルの奥行きなど1人あたりのスペースを確保したり、席まで油のにおいが届かないように揚げ場を離したりすることで“広くて、臭くない”お店作りを目指したのだとか。器や照明との色合いを考えたカウンターや、ライブ感たっぷりのオープンキッチンなど、こだわりぬいたスタイリッシュな店舗デザインも魅力です。
全国屈指の銘柄豚を丁寧な調理で提供する新店。とんかつの概念を覆されてしまうかもしれません! なお、お支払いはキャッシュレス決済のみ対応。混み合う前に行ってみては。
食べログレビュアーのコメント

『今回初めて頂いた「まる豚」は、
非常に柔らかくて旨味もありましたので、
別のお店で見かけたら、また
頼んでみたい食材ですね。
味変アイテムは、醤油、山葵、岩塩、
辛子、ソースと種類は先ず先ずです。
総括
名店の若大将が始められたお店ですので、
直ぐに初訪の客で一杯になる事は
間違い無いお店であります。
他の客が頼んでいたビッグサイズの
海老フライは、気になり過ぎですので
また伺わせて頂きますね 』(ゆっきょしさん)

『先ずはキャベツにかけるのは、黒トリュフのソースと凝っている、これが旨い。続いてヒレ、ロースと各自に配られたトンカツは、その断面も見事な美しさ。岩塩、ワサビ、カラシ、醤油とソースが添えられる。サイドオーダーのメンチカツも肉汁タップリ。エビフライに合わせるのは、しば漬けの入ったタルタルソースとセンスが光る。また上野に来る楽しみが増えた』(sei1109さん)
※価格は税込