〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

二毛作&(東京・小村井)

丁寧に引かれた出汁が染み込んだおでん 写真:お店から

2025年1月、小村井駅から徒歩8分ほどの場所に、立石で人気を得ている「おでん二毛作」の姉妹店「二毛作&」がオープンしました。「おでん二毛作」の店主・日高寿博さんの実家は立石仲見世商店街のおでん種の店「丸忠蒲鉾店」。以前はお店の一角でお酒を出していましたが、2015年にこだわりのだしで煮込んだおでんとナチュラルワインと合わせられる「おでん二毛作」をオープン。今では地元の人だけでなく、わざわざ遠方から足を運ぶファンも多い名店になっています。

ワイングラスと徳利を持つ「&」のロゴが可愛らしい 写真:お店から

「二毛作&」は日高さんの友人がテナント募集を見つけたのがきっかけだったそう。お店のある京島は、昔ながらの建物が多く残るレトロな雰囲気のエリアです。長屋をリノベーションしたお洒落なカフェなども点在していて、東京スカイツリーから近いのも魅力。立石とはまた違った下町の良さがあふれています。カフェ風のお洒落な店内には、キッチンを囲むカウンター席やテーブル席があり、一人でもグループでも利用しやすい空間です。

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雲子と春菊のおでん   出典:fumion9222さん

いちおしメニューは、トマトの酸味とだしのバランスがたまらない、本店の名物でもある「トマトおでん」500円。トマトとだしのうまみの相乗効果でよりおいしくなった「トマトおでん」は必食です。また、季節のおすすめおでんも人気で、現在は「カキのおでん」530円と「雲子と春菊のおでん」980円を提供しています。

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砂肝のコンフィ   出典:fumion9222さん

一品料理も充実していて、高知宿毛漁港直送のお刺身各種や「本日のなめろう」880円、「生胡椒のポテサラ」530円など、魅力的なメニューが並びます。洋風メニューでは「砂肝のコンフィ」630円や「パテドカンパーニュ」980円、「トリッパと白いんげん豆の煮込み」630円など、ワインのすすみそうな一品が豊富。

おでんとナチュラルワインを楽しんで 写真:お店から

アルコールは「生 マルエフ」680円をはじめ、厳選した日本酒や焼酎、ワインがラインアップ。ワインは「心のワイン」をコンセプトに、フランスを中心にロワール・ラングドック等の生産主から直接輸入する「ヴァンクゥール」からナチュラルワインを仕入れています。泡、白、赤、オレンジをグラス1,030円から、ボトル5,300円から用意。自慢のおでんとのマリアージュを是非楽しんでください。

おばんざいや一品料理も充実する、ほっと一息つける新たな飲みスポット「二毛作&」。東京スカイツリー観光や、京島のレトロ散歩を楽しんでから、おいしいおでんとナチュラルワインを味わいに訪れてみてはいかがでしょう。

食べログレビュアーのコメント

スミダルマ
大根、こんにゃく、玉子、焼ちくわ   出典:スミダルマさん

『間接照明を効かせたオシャレで綺麗な店内。
J型のカウンターとテーブル席。

おでんは、まずスタンダードな、
大根(300円)、
こんにゃく(150円)
玉子(200円)
焼ちくわ(150円)を。

そして、変わり種のトマト(500円)もいただく。
冷えたナチュラルワイン白(1030円)との相性バツグン。
砂肝のコンフィ(630円)でワインがなくなる。

最後に、吟香露で作る梅干しハイ(680円)を。
それと合わせるのが、豚バラとほうれん草のおでん(780円)。
通常は春菊になるそうだが、入荷の関係で、ほうれん草に。
このホウレンソウが味が濃く、苦みと甘みが調和し、とても美味。豚バラとの相性も良し。

この日は女性店長ともに、立石店の男性店長も店に。
お二人とも程よく会話を紡ぎ、楽しいひととき。
ホスピタリティが高く、雰囲気も良く、リラックスして癒される』(スミダルマさん)

fumion9222
純レバー焼き   出典:fumion9222さん

『この日3軒目でだいぶ呑み食いしたけど、本日のメインイベントなので、色々呑んでみた。
・天穏 山廃純米
・独楽蔵 無農薬山田錦六十
・群馬泉 超特撰
・神亀 辛口純米
・玉櫻
・神亀 小鳥のさえずり
・生酛のどぶ トニック割

食べたものは以下のもの
・お通し(桜エビ、あら汁)
・砂肝のコンフィ
・&の純レバー焼き
・おでん
 - 大根
 - 焼きちくわ
 - はんぺん
 - ちくわぶ
 - あさり天
 - 雲子と春菊のおでん
・伊根満開で作ったチョコみたいな酒粕

今回は珍しくおでん多め。看板メニューだしね。
■ 純レバー焼き
少し味付けを変えて、ニラとモヤシではなくて、ネギを使って少し酸味もあったかな。

■ 伊根満開で作ったチョコみたいな酒粕
カカオニブを使っているって言ってたかな。
酒粕だけど、チョコレート感が強くて面白いメニュー。

ここから少しずつ墨田区内で二毛作の看板を浸透させていくんだろうな。また立石とは違った雰囲気のお店になると思うので、1年、2年経ってどう言う店になっていくのか楽しみ』(fumion9222さん)

※価格は税込。

食べログマガジンで紹介したお店を動画で配信中!
https://www.instagram.com/tabelog/

文:佐藤明日香