〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
TROMBA(東京・神楽坂)
風情のある路地裏を歩くと、グルメな人の心を掴む店に出会える神楽坂。そんな楽しい出会いの一軒になりそうな店、「TROMBA(トロンバ)」が2024年12月9日にオープンしました。

オープンしたのは毘沙門天・善國寺にほど近い場所。メインストリートから一本入り、さらにその路地奥にあるビルの1階という隠れ家の趣あふれるワインバーです。
店主の佐藤将貴さんは、神楽坂にあるフレンチ「HASABON」やイタリアン「IL BOLLITO + (イル ボッリート プラス)」(旧店名「IL BOLLITO」)で料理人としてのキャリアを積みます。その後独立し、六本木で「Wine bar310」を間借り営業で始めます。半年ほどして同店を閉め、神楽坂に「TROMBA」をオープンしました。

隠れ家のような店内に入ると、こぢんまりしていながらも、レンガ風タイルの壁、ランプのような照明、落ち着いたダークブラウンの家具といった温もりのある内装で、大人がゆっくりと過ごせる空間になっています。
「カウンターメインの店を作りたかった」という佐藤さん。席数は10席。入ってすぐ横に4人掛けのテーブル席があり、その奥に6席のアーチ形のカウンターがあります。アーチ形にしたのは、カウンターの中心にいる佐藤さんが訪れる人たちにきちんと配慮ができるようにとの思いからだそう。佐藤さんとの会話を楽しみながら、おいしい料理やお酒を楽しむのもいいですね。

メニューは全7品からなるコースの他「自家製極太ソーセージ」といったワインが進む温菜や冷菜、「白子・舞茸・カラスミペペロンチーノ」といったパスタなどアラカルトも豊富にそろっています。

六本木時代からの人気メニューが「ラムとチーズのハンバーグ ポルチーニソース」。ラムひき肉のハンバーグに約10%のチーズが練り込まれ、つなぎをほとんど使っていないハンバーグは肉そのものを食べているようなおいしさが評判です。
ソースは、ラムと相性が良いポルチーニを生クリームとチーズで煮詰めた濃厚クリームソースで、ワインにもぴったり合います。

パスタでのおすすめは「国産牛挽肉のボロネーゼのタリアテッレ」。牛肉のうまみを存分に味わえるパスタです。たっぷりトッピングしたチーズとの相性も抜群で、ワインが進むパスタになっています。

デザートもシンプルながら一工夫されたものがそろいます。「パルミジャーノチーズのチーズケーキ」はチーズケーキの上にさらにチーズをかけた甘じょっぱい味がクセになるおいしさです。

ワインはイタリア、ドイツ、フランスをメインに、泡、赤、白、ロゼ、オレンジをグラスやボトルでそろえ、ソムリエの資格を持つ佐藤さんが料理に合った一杯を選んでくれます。コース料理ならペアリングも楽しめます。ビールや、グラッパなどの食後酒もあり、飲めない人のために、他にないようなソフトドリンクも用意されています。

「訪れるさまざまなお客様に柔軟に対応しながら、喜んでいただける店を作りたい」と語る佐藤さん。口コミも上々で満席になる日も多く、席数が少ないため予約は必須。通いたくなる隠れ家ワインバーとして神楽坂の人気店になりそうです。
食べログレビュアーのコメント

『ワインはメニューはないので、店主に相談しながら選びます。
グラス1杯当たり1000円台前半の価格帯が多そう。
料理はメニューから選びます。
ラムバーグが名物と聞いたので、ラムとチーズのハンバーグ(3500円)は必食。ハンバーグ2個分なので、連れとシェアしました。
後は、前菜軽めの盛り合わせ(1人前当たり1200円)、豚挽肉とンドゥイヤとリンゴジャムのタリアテッレ(2600円)にしました。前菜はしっかりめの盛り合わせもあります。ンドゥイヤというしりとりで反則的に強そうな名前の食材は、豚のソーセージです。
デザートは、ガトーナンテ(ラム酒バターケーキ、700円)とパルミジャーノチーズのチーズケーキ(800円)の2種類あったので、両方頼んでシェアすることにしました。
私はデザートワイン、連れはグラッパと合わせていただきました』(のん子さん)

『まずは、お通しのバターナッツ南瓜のスープに癒されます。
ガッツリ晩御飯をいただきたかったので、平打ちバスタに肉ソースのかかったものを。
これは赤ワインが進みます。
ここのお料理、移転前店舗時代からホント好きです』(INNUENDOさん)
※価格はすべて税込。