たっぷりのバターとあんの組み合わせに背徳感……♡

ハード系ともソフト系とも相性の良い、あんとバターがサンドされたパン。有塩バターのしょっぱさに、甘めのあんこは最強の組み合わせです。今回はパン愛好家のひのようこさんに、自身も大好きな「あんバター」のパンを紹介してもらいました。

教えてくれる人

ひの ようこ
パン愛好家/パンクラブ主宰。1999年にパンサークル「パンクラブ」をスタート。日本だけでなく、世界中にパン旅に行くのが趣味。旅先で出会った食材とパンのおいしい組み合わせを探求中。SNSやイベント、トークショーを通じて、パンの魅力を発信中。これまでに食べたパンを記録しているデータベース“パンピューター”は現在75,000種類。

1. BAKER Aoyagi(東北沢)

あんバターは悪くない

「あんバターは悪くない」380円 出典:きゃとやまさん
 

ひのさん

「BAKER Aoyagi」のあんバターは「あんバターは悪くない」というユニークなネーミング。ふわふわのホイップバターが特徴。しっとりとしたあんことエアリーなバターが絶妙に調和し、口の中でとろける至福の食感を楽しめます。あん&バターをはさんでいるのは塩パン。甘じょっぱさがクセになる逸品です。

2. ベーカリー バンク(茅場町)

あんバター

「あんバター」400円 出典:じゅりぽんさん
 

ひのさん

兜町で大人気のベーカリー「バンク」。スタイリッシュな同店でもあんバターは人気商品。老舗の製餡所に特注しているというあんはコクのある甘み。さっぱりとした味わいの国産発酵バターがあんのコクを引き立てています。全粒粉を使ったパンの風味と程よいもっちり感も◎。

3. C'EST UNE BONNE IDEE(自由が丘) 

あんバター

えもやん★スイーツハンター
「あんバター」411円   出典:えもやん★スイーツハンターさん
 

ひのさん

向ヶ丘遊園と自由が丘に店舗がある人気ベーカリー「C'EST UNE BONNE IDEE」。同店のあんバターは、ふわふわ食感のミニパンドミに自家製あんとカルピスバターをサンド。ひと口かじるとパンの優しい食感と北海道特別栽培の小豆、バターの一体感がたまりません。

4. シノノメ製パン所(蔵前)

あんバターフランス

ryoku
「あんバターフランス」400円   出典:ryokuさん
 

ひのさん

私が改めてあんバターにはまったきっかけとも言えるのが「シノノメ製パン所」のあんバターフランス。もっちり食感のパンで粒あんと国産有塩バターをサンド。有塩バターの塩気とあんの甘じょっぱさがポイントで最後のひと口までおいしく食べられます。自家製あんは北海道の無農薬小豆使用。

5. MAISON KUROSU(用賀)

手亡白餡バター

「手亡白餡バター」398円 出典:こばとん!さん
 

ひのさん

「MAISON KUROSU」のスペシャリテ「手亡白餡バター」は、その名の通り白あんを使ったあんバター。ありそうでなかった白あんバージョンが印象的。口どけの良いもちもちミニ食パンで白あんと国産バターをサンド。なめらかでコクのある白あんのおいしさが際立ちます。

ryoku
白餡とバターの組み合わせは珍しい   出典:ryokuさん