〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載！

Orby Restaurant（東京・神谷町）

2023年11月、神谷町に誕生した話題の複合施設「麻布台ヒルズ」に、日本の「ザ・コンランショップ」が手掛ける初めてのレストラン「Orby Restaurant」がオープンしました。イギリス・ロンドンで誕生した「ザ・コンランショップ」は、世界中から厳選した家具や照明、インテリアアイテム、ギフトを取り揃えるホームファニシングショップ。麻布台ヒルズに国内で7店舗目となるショップをオープンし、その一角に「ザ・コンランショップ」創業者であるテレンス・コンランのミドルネームから名付けたレストランを構えました。

広々とした店内は『極上な日常』をテーマに、定番でも上質、日常だけど特別な居心地の良い空間になっています。昼間は大きな窓から明るい日差しが差し込み開放的に、夜は落ち着いたシックで上品な雰囲気で食事を楽しめます。一人で気軽にドリンクや軽食を楽しめるキッチンを囲むバーカウンターや、仲間との食事に最適なテーブル席など全45席。人の手を感じる左官仕上げのカウンターや木の素材、作り手の顔が見えるキッチン、カウンター上部のプレートの収納など各所に創業者のテレンス・コンランのエッセンスが詰まっています。

ヘッドシェフを務める紺野真氏は、高校卒業後アメリカに移住。18〜28歳の10年間をカリフォルニアで過ごし、大学に通いながら飲食店でのアルバイトを経験。帰国後、カフェやフレンチレストランでサービスをしながらワインを学び、2005年、三軒茶屋に自然派ワインブームの火付け役的存在の店となる「uguisu」をオープンしました。2011年、西荻窪に2店舗目の「organ」をオープン。独学で作られた唯一無二の味と居心地の良い空間を求める人で、両店は毎晩賑わっています。同店では、モダンフレンチをベースに、ブリティッシュのエレメントが加わったニュースタイルを提案します。

同店のシグネチャーメニュー「Venison Wellington」（※現在はディナーコースメニューでの提供）は、イギリスの伝統料理「ビーフ・ウェリントン」をOrby風に、鹿肉のローストをパセリのクレープに包んで、シェリービネガーとフォンドヴォーのソースでフレンチ風のパイに仕上げています。サクサク食感のパイ生地とジューシーな肉のハーモニーは格別。12月20～30日は「ホリデーシーズンコース」16,500円、2024年1月4日～は、「ディナーコース」13,200円になります。

「ランチコース」4,400円は、前菜、メイン、デザートを選ぶプリフィックススタイルで、ビーガンメニューも選択可能。美しく手の込んだ料理をゆったりと堪能でき、満足度が高いと好評です。

ワインメニューも個性豊かな自然派ワインなどが充実。お料理に合わせたナチュラルワインはグラス1杯1,430円から楽しめます。バーのメニューに載る「ウェルシュ・レアビット」や「フィッシュ＆チップス」など英国ならではの表現で、魅力的な一品になっています。

「モダンクラフトダイニング」をコンセプトに、料理はもちろん空間や食器のひとつひとつにまで手仕事にこだわったレストラン。季節や気候に合わせた食材で作る料理を自然体で気取らず楽しめる、日常に彩りを与えてくれる素敵な新店です。

食べログレビュアーのコメント

『オシャレな空間に余裕のあるテーブル配置で、居心地良し。
ディナーコースは12,100円（税サ込）で、キャッシュレス決済です。
頂いたもの。

最初に見るからに美味しそうなパンが。
ズッキーニ　帆立　フェンネル
ポロネギ　林檎　レモングラス
無農薬野菜　ひよこ豆
キノコ・トリュフ・雑穀のフラン
目鯛　牛蒡
鹿と茸のパイ包み
シャインマスカット　フェンネル　CO2
カカオ　アニス　ドライフルーツ

食後のお飲み物は含まれません。
私はドリップコーヒーを頂きました。

お料理どれも美味しく、紺野シェフのセンスが光っています。
シグネチャーメニューの鹿肉のパイ包み＝ヴェニソン・ウェリントンが食べられて良かった！』（romai343さん）

『ランチのコースは、アントレ、メイン、デザートから1つずつチョイスするプリフィクススタイル。
まずは鯵とタブレから。野菜と和えられたクスクスは爽やかでサラダ感覚です。
肉厚の鯵が想定外に美味しく、心の中でガッツポーズ。

メインは、長崎天然真鯛のポワレタプナードソース。ワイルドライス入りのきのこご飯とラタトゥイユがたっぷり添えられ、ボリューミーなひと皿。
何を隠そうマグロ警察は真鯛警察でもあるんですがw、間違いなく天然、オリーブとアンチョビのタプナードソースが柔らかな塩味で鯛を引き立ててくれていて美味しい。
魚料理を2種にしましたが、全く異なるお味だったのでバランスが良かったです。

デザートに、豆乳のリオレ。
リオレとはお米を甘く炊いたもので、ココナッツミルクのタピオカを再構築したようなデザートでした。パイナップルの甘みとバジルのほんのりスパイシーも良いですし、ココナッツソルベが濃厚で美味しい！

う～ん、この空間に相応しい洗練されたお料理、魚が良質、価格もお値打ちときた。このコースは4,400円です。これは高評価、女子会にピッタリです』（マグロ警察麻布署勤務さん）

※価格は税込・サービス料別