〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載！

魔皿カレー（東京・中目黒）

2023年11月、中目黒駅から徒歩20秒という駅近に、毎日食べても飽きない、クセになるカレーを提供する「魔皿カレー」がオープンしました。「食べログカレー EAST 百名店」にも選出されている柏の名店「カレーの店ボンベイ本店」現オーナー磯野氏による新業態になります。

なんと1坪半という小さいお店ですが、玉ねぎを炒めるところから全て店内で調理しているそう。付け合わせのピクルスも店内で手作りというから驚きです。食事スペースは店頭のカウンターテーブルのみで、立って食べるスタイルです。4名まで利用可能。昼時はテイクアウトの方が多いようです。

同店では、鶏肉をはじめ、野菜も全て国産のものを使用しています。お米は山形県産の「はえぬき」を使い、炊きあがり後はおひつに移します。おひつに入れることで、水分と湿度の最適化が期待でき、でんぷん劣化を防ぎ高品質を保てるとのこと。1日に4回炊飯し、可能な限りお客様に温かいご飯の提供を心がけているそうです。

カレーは常に前日から仕込み、寝かせ、味を調和させています。仕上げの火入れとともに削りかけるヒマラヤ岩塩が、スパイス感のあるカレーの味わいや香りをより一層引き立てます。

メニューは5種類で、基本のゆるキーマ、辛さを抑えた「白　マイルドカレー」850円と、定番の中辛ゆるキーマ「黄　魔皿カレー」900円、超辛口のゆるキーマ「赤　デビルカレー」950円、お肉たっぷりの「玉　ドライキーマカレー」1,200円、ビーフとポークの合いびきで作った特別な「魔　ドライキーマ」1,500円です。カレーは丼で提供され、副菜の玉ねぎ、きゅうりのピクルス、マッシュポテト、キャベツが盛られてきます。さまざまな食感と個性的な味わいの副菜は、カレーのおいしさをどんどん変化させてくれます。トッピングの「半熟たまご」100円や「てんかす」100円なども、おすすめです。ご飯とルーは、それぞれ＋100円で大盛に変更可能で、金曜日はライスがターメリックライスになるそうです。

食べ進める度においしさが増していく、スパイスたっぷりの「魔皿カレー」。人気になること間違いなしの、おすすめの新店です。

食べログレビュアーのコメント

『店主にメニューを伺うと、「カシミール系、インド系、チキン系どれがいいですか」とのこと。実はこのお店のオーナーのファンであるがゆえに、どれもイメージがつくのですが、そこを超えてこないはずがない！そんな期待をしながらカシミール系を注文！

（あとから伺ったところこちらのメニュー名は「赤」のデビルカレーというメニューでした！）

待つ間に2畳ほどしかないお店をじっと観察。
厨房は黒いトーンで、カウンターには給水器と、大きなおひつ。おひつの中にはまさかのターメリックライス。そして、いくつもの珍しい形のどんぶりが積み重ねられている。カレー屋さんでどんぶりも珍しい・・・そう、なんか色々違和感を感じてわくわくする。

そんな観察をしている間に、カレー登場！
出来上がったカレーを丁寧に置いてくれました。ここにこのお店の細部を感じるんですよね、やっぱりこういう点だけで納得できてしまう。

丼の彩りも面白く、ターメリックライスの上には黄色いマッシュポテト、そして黄色のキャベツ、そしてカシミールの赤みがかった茶色のソースがまるでスープのように盛られていました。

店主に聞くと、このお店のカレーはかつお節、昆布だし、胡麻、そして酢が特徴的で、さらにひき肉が通常の3倍の粗さになっているという。この肉肉しさがサラサラとしたスープに食感をくわえ、そして噛み締めるほどに旨味と、カシミールの辛さを楽しめる。
ひき肉の他にもカシューナッツや、しめじも入っていました。

そしてここからがこの魔皿カレーの魅力だと思う点・・・それはキャベツです。
このキャベツが今まで食べたことないような食感でびっくり。酢とスパイスで漬け込まれているせいか、シャキシャキと、コリコリが合わさったような質感で、食べるのが楽しくうまい。そして、この酢の酸味がまろやかで、カシミールカレーの味わいに今までなかったベクトルの酸味があわさって、最高だった。辛いのが苦手な人はぜひマッシュポテトも混ぜ合わせながら食べてもらいたいです。
僕は終盤、全て混ぜ合わせて頂いたんですが、ここが一番おいしい瞬間でした』（ソラットリアさん）