〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。

鮨利﨑西麻布（東京）

2023年5月1日に、予約の取れない人気寿司店として有名な「鮨利﨑」の西麻布店が、六本木駅、広尾駅、乃木坂駅それぞれの駅から徒歩10分ほどの場所にオープンしました。「鮨利﨑」は、自由が丘の「鮨幸」などで修業を積んだ毛利太祐氏と、同じく食べログ寿司 TOKYO 百名店に選出されている不動前の「鮨りんだ」で修業を積んだ塩崎竜太氏が2人で立ち上げた寿司店。2人の名前から一文字ずつ取って店名にしました。2019年に奥渋でオープンすると一気に人気店になり、今では青山店、恵比寿店も展開し、今回西麻布店の開業に至ります。青山店もメディアなどに取り上げられ、予約が困難になってきたため、青山からも近い西麻布でも同価格帯で開業をし、多くのお客様に喜んでいただきたいとこの場所に決めたそうです。

間接照明が洗練された大人の雰囲気を演出する和モダンな店内には、木の温もりを感じる一枚板のヒノキカウンターに客席は10席。ライブ感を楽しみつつ、程よい間隔に配置された席で、ゆったりと丹精込めた一貫を堪能できます。プライベートを重視したい方には、1日1組限定で時間を気にせず楽しめる4名用の個室も完備。

同店で腕を振るうのは「鮨利﨑」を継承する塩谷直貴氏です。塩谷氏は「鮨利﨑」以前は、食べログ日本料理 WEST 百名店に選出されている京都「菊乃井本店」で日本料理の基礎を学び、西麻布の老舗ワインバー「ツバキ」でフランス料理を経験。マグロ、ウニ、アワビ、光り物、エビ、カニなど、仲卸が同店の為に選りすぐった最高の食材を使い、日本料理での経験を活かしたつまみや寿司を提供します。料理にはその日出た魚からの出汁を使うなど、食材本来の味を楽しんでもらえるよう工夫しています。

伝統的な江戸前寿司をもっと気楽に、多くの人に味わってもらいたいという思いから、メニューは「【カウンター席】おまかせ握り」15,000円〜と「【個室限定】おまかせ握り」30,000円〜のみ。豊洲市場で目利きしながら仕入れたネタに丁寧な仕込みを施し、その時期一番おいしい食材をその日の最適な構成で堪能できます。本店よりもハードルが低く、けれど劣らないクオリティで楽しめる寿司店。予約困難になる前に要チェックです。

※価格はすべて税込