濃く深いのに永遠に飲める！ すっきりあっさりな鶏ダシ
前より食べやすさを考慮し細麺に改良したというツルツル自家製麺。うどんの有名地から来られた方も大絶賛のコシで食べごたえ充分な麺は、好みや体調に合わせて軟らかくもできるそう。
かっしーさん
こちらのお店は、やんばる地鶏を使用しています。やんばる地鶏は、沖縄本島北部で育てられている沖縄県唯一の地鶏。ジューシーで臭みがないことが特徴です。そんなやんばる地鶏のおいしさを存分に楽しめる沖縄そば。やんばる地鶏をじっくり煮込んでつくったスープは、あっさりしているのに深いコクで、鶏の旨味が凝縮されています。リニューアルした自家製麺は、もちっとした食感にツルッとした喉越しで、優しい鶏出汁のスープによく合います。
2種類の肉はバーナーで炙って香りを出した甘辛醤油味のモモ肉と、塩コショウであっさり味付けした胸肉。沖縄そばのメニューは、この2種類の肉がそれぞれ片方だけのっている「鶏塩そば 720円」「鶏あぶりそば 720円」や、お肉なしの「ねぎだけそば 600円」、お子様向けの小さいサイズも用意されている。
かっしーさん
甘辛いタレは濃すぎずちょうどいい味付けです。塩味の胸肉もパサつきなく程よい歯応えで、鶏肉のおいしさがよく分かります。食感の違いも楽しいところです。まずはスープのおいしさをしっかり堪能して麺をすすり、胸肉を1枚。またスープを飲んで、麺、モモ肉をいただきます。スープと麺、トッピングのバランスが絶妙なので、このルーティンを繰り返すのがおすすめです。いい意味で沖縄そばらしくなく、「ソーキやラフテーが苦手」「沖縄そばの麺はぼそっとしていて好きじゃない」という人でもおいしくいただけると思います。
これが日本を代表するモチモチ餃子！ 肉汁をジュワ〜ッと頬張って
水餃子と焼餃子、おすすめは「両方オーダーすること」である。それほど焼餃子独特の香ばしさは箸が止まらないヤミツキ系の魅力を感じ、水餃子は胃に染み渡る癒やしとスイーツのような滑らかさもあり、双方が全く違う魅力を持つ。にんにく不使用なので仕事中の昼食や、お子様との食事にも心配無用だ。
かっしーさん
グルメ本「餃子女子」で全国の5大餃子に選ばれた「水餃子」ですが、餃子の皮は自家製です。厚めのもっちりした皮の中から、ジュワ〜ッと肉汁があふれます。それを頬張った時の幸福感は想像以上です！
沖縄そば＋ご飯の“ちょっと”丼&カレーでオリジナル定食
全てミニサイズのご飯物は「いしぐふー」に通う人ならマスト注文な逸品。「ジューシー（ミニ）120円」を筆頭にこの「親子丼（ミニ）200円」「鶏あぶり丼（ミニ）180円」などが揃う。どれもお茶碗1杯サイズで、沖縄そばを注文した方だけが注文できる。この「親子丼」の素材やクオリティを考えると、このボリュームで200円はお手頃過ぎるくらいだ。
ブラックカレーは、沖縄そばのスープとも相性が良く男性客に大人気。辛くないのでお子様でも楽しめる。どうしてこんなに黒いのか尋ねたが、それは「企業秘密」だそう。
かっしーさん
「いしぐふー」の店舗は沖縄県内8店舗ありますが、親子丼を食べられるのは、ここ「鶏そば屋いしぐふー」だけです。プリッとした鶏モモ肉にフワフワの玉子、しっかり目の味付けでご飯がすすみます。注文後すぐに出てくるのでまずは親子丼を食べて、そばをシメにするのがおすすめ。 やんばる地鶏と島野菜のエキスで仕上げたカレーも、とてもマイルドで優しい味わいです。160円というコスパも魅力で、沖縄の日差しで真っ黒に日焼けしたという可愛いエピソードも持っています。
開店から10年になる当店舗では、週替わり・期間限定の沖縄そばもあり、取材時は寒い冬をホットにしてくれる「情熱の特選赤辛そば 920円」が提供されていた。また、先に紹介したマイ箸常連さんには、ご来店時に毎回、週替わりそばのミニやドリンクなどをプレゼント。スタンプカードをお持ちの方は偶数回でドリンクや味変用の出汁をプレゼントしているそう。
手頃な価格での沖縄そば全国発送や、子ども食堂への取組みなど、おいしい料理だけでなく随所に優しさがあふれる「鶏そば屋いしぐふー」。ぜひ、優しいスープを味わいに来てみてほしい。
