テイクアウトも人気だけど……レモネードのために店内で食べて欲しい!

女性に人気のメキシコ家庭料理「インチラーダプレート」850円 

店内飲食でレモネードがセットになるプレートメニューは、タコライス+タコスにハッシュポテトがワンプレートになった「ヤロウプレート」を筆頭に、「インチラーダ」(トウモロコシのトルティーヤを巻いて具材を詰め、唐辛子のソースをかけた料理)「チリオムレツ」、店主のナーリーさんが作る「カルボナーリー」も隠れた人気メニュー。 

濃厚なミート&チーズにレモネードのスッキリ感コラボがくせになる
 

サガワさん

注文に迷ったら、コレを頼めば間違いなしと言えるのがPlateメニュー! インチラーダプレート+タコス1Pで、メキシコ旅行気分を満喫できます。ソースも濃厚なのにしょっぱくないし、チーズのまろやかさが加わってご飯も進みます。

ソフトシェルだけど途中でちぎれない、弾力も◎な「タコス」

タコスは1P260円〜、2つ以上食べるならセットがお得

看板商品のタコスは超がつく本場仕様。実はフレッシュな野菜をふんだんに使った華やかさと、野菜がゴロゴロ入ったソースに注目しがちだが、これは専門店なら他でも見かける光景。本当の魅力は「食べて2口目あたりから実感できる」と、一度食べた人が口を揃える。

本場仕込みのトルティーヤを作る調理器具も手作り
 

サガワさん

「柔らかくてもっちり」はうまい店の決まり文句になってきています。タコスヤロウのトルティーヤは、ソフトシェルなのに柔らかすぎず、途中でちぎれず素材を包み込みます。どの具材も馴染む懐の深い噛み心地で、ソースもしっかりキャッチ! それでも、どの味にも負けないコーンの風味をバッチリと感じさせてくるのはお見事です。

いいことがあった日の夜、乾杯するなら陽気な「ナチョス」と共に

手作りナチョスは厚めでパリパリ

タコス同様に、本場と同じコーン粉をアメリカから取り寄せて作る「ナチョス」600円は、1テーブル1皿注文がベターな人気メニュー。店主一押し品でもあり、種類豊富に並ぶカクテルや瓶ビールと一緒に、店主もよく食べているそう。濃い目のタコスミートにハラペーニョが加わった大人味のスナックだが、お子様に出すときはハラペーニョ無しなどの調整もしてくれる。 

沖縄県民、誰もが愛する味を追求した「ウチナ〜タコライス」M800円・L900円

本場メキシコのタコスミートとは違い、ひき肉をシーズニングで味付けしながらポロポロにする、そぼろに近いタコスミート。これがアメリカナイズされた沖縄ソウルフードの定番である。県民の誰もが納得する沖縄メキシカンを追求した味は、同様にタコスにも「ウチナ〜味」を置いて本場の味と作り分けをしている。どちらの文化・味もリスペクトしているからこそ、好みや気分で選べるようにという店主の考えでもあり、本場に近い味を追求した自信でもあるはずだ。

スパイシーだけど甘さもあり、子どもたちにも大人気の味
左手のポーズはタコスポーズだそう!

ウチナ〜味のスパイスにフルーツの甘みなどを加えたオリジナルソースに、一晩以上漬け込んだ鶏モモ肉を豪快に焼くバーベキューチキン販売「グリルヤロウ」も、毎週水曜のみ店舗前で開催。スペアリブを焼く日もあり、お酒を片手に楽しみに歩いてくるご近所さんもいる。
店内では持参したお気に入りCDや音源を流し、即席DJ気分を味わえる特別企画も。食べる+エンタメにも力を入れる店主の「どんな時間もおいしく楽しもう!」という思いが、これからどんどん広がっていくかもしれない注目店だ。

 

サガワさん

タコス・タコライスはとにかく色々と食べてきたし、正直、県内どこもおいしいです。それがジャンクフードの立ち位置だと思っています。タコライス発祥の店である有名店「キングタコス」にならい、シーズニングの利いたひき肉&辛いソース&ハードシェルが多い中、個性を放ちつつ高価すぎない謙虚な「タコスヤロウ」は、もっと有名になるべきと思い推薦しました。

※価格はすべて税込。

※本記事は取材日(2021年11月9日)時点の情報をもとに作成しました。

※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認ください。

※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。

文:サガワねこ、食べログマガジン編集部 撮影:サガワねこ